
テヘラン:イランのセイエド・アリー・ハメネイ最高指導者最高指導者は土曜日、イランが長年に渡り継続してきたイスラエル人とのスポーツ競技の禁止を改めて表明し、これを遵守したために国際機関から処分を受けた選手への支援を約束した。
イランはイスラエルを承認しておらず、イランの選手は通常、イスラエル人選手との対戦を控え、試合を放棄したり、単に出場を辞退するなどしている。
ハメネイ最高指導者は、「その名にふさわしいイラン代表選手は、メダルを獲得するために、犯罪政権の代表者と握手することはできない」と、東京2020オリンピック大会のイランのメダリストたちのために開催されたレセプションで語った。
「非合法で、血に飢えた…シオニスト政権は、世界の横暴な国々(米国と西側諸国)が参加する国際的なスポーツイベントに参加することにより、自らの正当性を獲得しようとしており、我々のアスリートはこれを黙って見ているわけにはいかない」と、ハメネイ最高指導者は、公式サイトに掲載されたコメントで述べた。
ハメネイ最高指導者は、「スポーツ省と外務省、そして法務省は、最近懲戒処分を受けたアルジェリア人選手のように、これを遵守しようとするイランや他のイスラム諸国出身選手を支援するために、法的資源を有効に活用するように」と指示した。
アルジェリア代表の柔道選手であるフェトヒー・ヌーリーン選手は、東京オリンピック大会の予選でイスラエル人選手との対戦が決まったため出場を辞退した。これを受け、同選手は国際大会への出場停止処分を受けており、ハメネイ最高指導者の発言はこのことを指している。
AFP