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アッバース大統領、ラマッラーでイスラエル代表団を迎える

パレスチナのマフムード・アッバース大統領。(AFP通信)
パレスチナのマフムード・アッバース大統領。(AFP通信)
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05 Oct 2021 04:10:29 GMT9
05 Oct 2021 04:10:29 GMT9
  • アッバース大統領は、イスラエルによる占領を終わらせ、国際決議に則った公正でグローバルな平和を実現することの重要性を強調した

ラマッラー:パレスチナのマフムード・アッバース大統領は3日の夜、ラマッラーでイスラエル政府の代表団と会談した。両者の会談は1か月間で2回目。双方の関係者が明らかにした。

アッバース大統領は、イスラエルの連立与党の一端を担う左派政党「メレツ」のニツァン・ホロヴィッツ保健相、イサウィ・フレイ地域協力相、ミハル・ロジン議員を迎えた。

パレスチナ自治区の公式通信社WAFAは、「大統領は、イスラエルによる占領を終わらせ、国際決議に則った公正でグローバルな平和を実現することの重要性を強調した」と報じた。

WAFAは加えて、「アッバース大統領は、入植に終止符を打ち、東エルサレムの様々な場所で起きているパレスチナ人家族の立ち退きを終わらせる必要性を強調した」と伝えている。

メレツのホロヴィッツ氏らは、紛争の二国家解決と独立したパレスチナ国家への支持、そして両者間の信頼関係構築の必要性を繰り返し強調した。

会談後、ホロヴィッツ氏はTwitterに、「我々には共通の使命がある」と書き込んだ。

「それは二国家解決に基づく平和への希望を持ち続けることだ」と続けたツイートは、ホロヴィッツ氏がアッバース大統領と一緒に立っている写真とともに投稿された。

メレツの党首であるホロヴィッツ氏は、アッバース大統領との会談についてイスラエルの右派から厳しく批判されている。

8月下旬、イスラエルのベニー・ガンツ国防相はパレスチナ自治政府の本部を訪れ、アッバース大統領と会談した。このレベルで公式に会談が行われたのは数年ぶりのことだった。

しかし、その会談の後、イスラエルのナフタリ・ベネット首相は、パレスチナ人との間で進行中の和平プロセスはないとし、「和平プロセスは今後もない」と述べた。

3日の会談は、ガザ地区を実効支配するハマスの指導者らが、イスラエルとの捕虜交換の可能性をめぐってエジプトの首都カイロで会談を行っている最中に行われた。

9月24日に国連総会で演説したアッバース大統領は、イスラエルに対して1年以内に占領地から撤退するよう要求し、実現しなければ1967年以前の境界線に基づくユダヤ人国家の承認を撤回すると述べた。

AFP

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