ベイルート:レバノン南部の村で、暖房として石炭を燃やしたシリア人の母親1人と子ども3人が有毒ガスを吸い込んで就寝中に死亡した。日曜日に救助隊が発表した。
リサラ保健救急協会職員のユセフ・アル・ドア氏は、4人の死亡が確認された病院から埋葬のために遺体を搬送したと述べた。
アル・ドア氏によると、一家は地中海を望む南部の村キャラヤブの家屋で寒い夜に暖房として石炭を使ったと見られる。
ファキ病院の職員によると、母親(31歳)と子どもたち(8歳、7歳、4歳)は搬送された時点で既に死亡していたという。死因は窒息と診断された。この職員は、規制に沿って匿名を条件に話した。
レバノンの国営通信社は、4人は自宅で死亡したと伝えた。
人口600万人の国、レバノンには、10年以上続く内戦から逃れてきたシリア人が150万人暮らしている。
レバノンが未曾有の経済危機に直面する中、レバノン人、シリア人ともに貧困が深刻化している。国連は、シリア難民の世帯の90%が極度の貧困状態にあると推定している。
AP