モハメド・アブ・ザイド
カイロ:エジプトは、バクセラ・シノバック製新型コロナウイルス感染症ワクチン・3000万回分以上の製造を完了し、年内には、1億回分を製造できるようになるという。同国保健・人口省のハリド・アブデル・ガッファー大臣代理が発表した。
またエジプト政府は第一陣として、自国で製造した新型コロナウイルスワクチンの50万回分をパレスチナ自治政府に送ったという。同大臣代理が、リャオ・リーチャン駐エジプト中国大使と開いた共同記者会見の中で明かした。
アブデル・ガッファー氏は、エジプトがワクチン製造において地域の中核地となることを目指していると述べた。同国は、自国製造の同ワクチンをアフリカ諸国にも輸出する準備を行っている。
リャオ大使は、新型コロナウイルスワクチン製造におけるエジプトと中国の、パンデミック期全体にわたる協力関係に言及した。
大使は、中国がエジプトに対し6700万回分の中国製ワクチンを既に提供したとし、年内に、さらに6000万回分を送る予定だと述べた。