
アラブニュース
ロンドン:アブドゥルファッターハ・エルシーシ大統領は火曜日、国内および地域課題に直面する中、クウェートやその他のすべての湾岸諸国の安定と安全はエジプトの国家安全保障に不可欠な要素であると述べ、同問題へのエジプトの強い関心を表明した
エジプト大統領府のバッサム・ラディ報道官によると、エルシーシ大統領は、クウェートのシェイク・ナッワーフ・アル・アハマド・アル・ジャービル・アル・サバーハ首長殿下との会談で、政治、安全保障、経済、商業分野における二国間協力の枠組みを強化・拡大する意欲も示した。
シェイク・ナッワーフ殿下は、クウェート情勢をめぐり多岐にわたる支援を行うエジプトに感謝すると共に、クウェートの建設・開発プロセスにおけるさまざまな分野で貢献するエジプト人コミュニティへの謝意を表明した。
またクウェートは、今後エジプトへの投資を増やし、同国で得られる機会を活用するとし、現在直面している危機や課題を前に、アラブ諸国の協調行動の仕組みを強化するにあたってのカイロの役割を賞賛した。
ラディ氏によると、会談では 共通の関心を有するアラブ諸国や地域のさまざまな問題について話し合われ、カイロで開催される予定の第13回エジプト・クウェート合同委員会および両国間の合同領事委員会を踏まえたエジプト・クウエェート間の協力強化について議論が交わされた。
同報道官によると、両首脳はまた、テロリズムや過激な思想に対抗し、寛容で穏健な文化を地域に広める取り組みについて話し合い、平和と安定の推進をめざし、連携して課題に取り組むことで一致した。
クウェート公式訪問の際、エルシーシ氏はシェイク・ミシュアル・アル・アハマド・アル・ジャービル・アル・サバーハ皇太子殿下、シェイク・サバーハ・アル・ハーリド・アル・ハマド・アル・サバーハ首相とも会談を行った。
国営クウェート通信の報道によると、クウェートのシェイク・モハンマド・アブドゥラー・アル・ムバラク・アル・サバーハ首長府大臣は、協議は「友好的な雰囲気の中で行われた。クウェートとエジプトの強力な友好関係の深さが反映されている」と述べた。