
ドバイ:風変わりな起業家で、思いつきでツイートすることで知られるイーロン・マスク氏は今週、お気に入りのソーシャルメディアであるツイッターを440億ドルで買収した。買収額はヨルダンの国内総生産に匹敵する。
ツイッターを「救済」し、ひいては言論の自由を守るというマスク氏の目標にレバノンの一部の国民が勇気づけられている。そして、彼らの国を買うように求めている。
Hey @elonmusk, would you be interested in buying Lebanon?
— Jad Al Fakhani (@wolfofbey) April 25, 2022
Hey @elonmusk
— Mohammad Mortada محمد مرتضى (@MohdMortada) April 26, 2022
Interested in a 10km2 real estate on the east Mediterranean? It's called #Lebanon.
Buy it, fix it, and we'll crown you king 👑
We'll even change the name to #LebElon to top it off.
Deal?#إيلون_ماسك pic.twitter.com/Qt9LB8ER4D
Hi @elonmusk, if you’ve got spare change I’ve got a country for sale for you.
— Phil (@Phil_Yacoub) April 25, 2022
It’s called Lebanon, let me know bruv.
電気自動車産業に革命をもたらし、ソーシャルメディアを刷新しようとするマスク氏ならば、レバノンも救うことができるはずというのが彼らの主張だ。一部の専門家は彼のツイッター改革が大失敗すると見ているが、母国の状況がこれ以上悪くなることはないだろうと多くのレバノン人は考えている。
Elon Musk should’ve bought Lebanon too since it can’t get any worse anyway
— Grave Jones (@iamgravejones) April 25, 2022
マスク氏は衝動的かつ性急に行動し、思いつきでツイッターを買収したと一部の評論家は見ている。それは事実とはまったく異なり、買収は事前に検討を重ねた結果だった。実際のところは4年以上、一定程度の検討をしてきた。
2017年12月には、ツイッターへの愛情についてツイートした。1人のユーザーが買収したらどうかと提案すると、マスク氏は「どれくらいの費用になるのか」と述べた。今月に入ると、ツイッターに身売りするつもりがあるかどうかに関係なく、買収を決断した。
You should buy it then
— Dave Smith (@redletterdave) December 21, 2017
今年2月、ウクライナのデジタル変革大臣が、マスク氏の衛星インターネットシステム「スターリンク」を使えるようにしてほしいとツイッターで要請した。24時間以内に回答があり、「スターリンクのサービスがウクライナで使用可能になった。追加の設備も届ける」とツイートした。
国を買ってほしいとの一部のレバノン人からの要請にどう応えるのか、そもそも反応はあるのか、今後の注目だ。