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コロナ沈静化で欧州・モロッコ間の大移動が再開

北アフリカのスペイン領土メリリャとモロッコとの国境を警備するMoroccan Auxiliary Forces(モロッコ補助部隊)の兵士(2022年3月4日)。(AFP)
北アフリカのスペイン領土メリリャとモロッコとの国境を警備するMoroccan Auxiliary Forces(モロッコ補助部隊)の兵士(2022年3月4日)。(AFP)
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06 Jun 2022 02:06:04 GMT9
06 Jun 2022 02:06:04 GMT9
  • 新型コロナが原因で封鎖されていた国境の再開が1年に及ぶ外交問題によって遅れたが、海上の移動は4月に再開された

ラバト:モロッコ・欧州間での人の移動は世界最大規模と言われているが、パンデミックの影響で止まっていた。そんな中、モロッコは5日に欧州在住の国民を受け入れ始めた。

前回の移動は2019年の夏に起き、330万人の人々と75万台以上の車両がジブラルタル海峡を渡った。

北アフリカに位置するモロッコはスペインの海岸から14kmしか離れていない。スペインも6月15日からの2か月間、モロッコの人々に特別な措置を与えると発表した。

スペイン政府は、この季節的な移動を「2大陸全体に及ぶ、わずかな期間での最大の人の移動の1つ」と表現している。

この大規模な海峡越えの移動は、パンデミックの脅威が緩和された後に再開されただけではない。両国の外交関係が修復したことも影響している。

外交問題が1年続き、もともと新型コロナが原因で封鎖されていた国境の再開が遅れたのだ。海上の移動は4月に再開されている。

活動を取り仕切ってきた「Mohammed V Solidarity Foundation(モハメッド5世連帯基金)」は4日おそく、「国外在住のモロッコ人のためのマルハバ(ようこそ)活動が6月5日に始まる」と宣言した。

1000人以上の医師やソーシャルワーカー、ボランティアが、港や空港に到着する人々を支援するために登録している。大部分はスペインからボートでやって来ると思われる。支援者はモロッコの港のほか、スペインのアルメリアやアルヘシラスの港、フランスのマルセイユ、イタリアのジェノバなどに配置される。

AFP

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