
アラブニュース/エイジェンシー
ワシントン---- マイク・ポンペオ国務長官は、木曜日にTwitterに動画を投稿した。その動画で彼は、米国がイランの最高司令官であるガーセム・ソレイマーニーを殺害した後に、イラク人が「盛大に祝っている」様子を公開した。
多くの人々が道路を走り、イラク国旗と思われるものやその他の横断幕を振っている様子が映っている動画に添えて、ポンペオは「イラク人—— イラク人---- 自由のために盛大に祝っている---- ソレイマーニー将軍がもういないことに感謝している」と書いた。
ドナルド・トランプ大統領はイラン革命防衛隊の司令官の殺害を命じ、「米国の海外職員を守るための防衛行為の決行で司令官は金曜日に死亡した」とペンタゴンは発表した。
国防総省は声明で、「ソレイマーニー将軍は、イラクと同地域全体の米国外交官と軍人を攻撃するための積極的な計画を展開していた」と述べた。
「ソレイマーニー将軍とそのコッズ部隊は、何百名もの米国および連合軍の軍人の死ならびに数千名以上もの負傷者に責任がある。」
ポンペオは動画の提供元を明らかにせず、また、その動画がどこで撮影されたかについての具体的な情報を提供しなかった。
https://twitter.com/SecPompeo/status/1212955403077767168?s=20
バグダッドの国際空港の攻撃で、イラクの強力なハシド・シャービ準軍事部隊の副隊長も死亡した。
攻撃の知らせが入った数時間後、金曜日に、バグダッドの米国大使館はイラクの米国民に対し、イランおよびイラクの最高司令官を死亡させた米国の攻撃の余波を恐れ、「直ちにイラクを離れる」ように促した。
大使館は声明で、「米国民は可能なうちは空の便で、無理な場合は陸の便で他の国に向けて出発せよ」と述べた。
https://twitter.com/SaraAssaf/status/1212920600508936192?s=20
金曜日の未明に米国がバグダッドの空港外部を攻撃したが、治安当局筋がAFPに語ったところによれば、フライトは依然として利用可能だった。
強硬派のハシド部隊に対する米国の致命的な空爆の後に、イラン擁護派が今週、米国大使館を包囲した。
米国は、イラクで仕事をしていた米国人請負業者を死亡させた数日前のロケット攻撃に対する報復としてこの空爆を命じた。
ペンタゴンによれば、ソレイマーニーはここ数ヶ月間、請負業者が死亡した12月27日の攻撃を含め、イラクにある連合軍の基地への攻撃を準備していた。
「ソレイマーニー将軍は、それ以外に、今週のバグダッドの米国大使館への攻撃も承認した」とペンタゴンは発表した。
共和党議員は、木曜日にすぐに、ソレイマーニーを死亡させたトランプの攻撃を公然と強く支持した。
下院共和党総務のケビン・マッカーシーは声明で「決意と強さを示して、我々は米国の領土を攻撃する集団の指導者を攻撃した」と述べた。
https://twitter.com/GOPLeader/status/1212942920434814978?s=20
この考え方はすぐに彼の同僚の共和党員の中に反響した。
「大成功—— 米国人を殺害し、負傷させた代償はまさに劇的に大きくなった」とトランプの側近であるリンゼイ・グラハムはTwitterに書いた。
https://twitter.com/LindseyGrahamSC/status/1212933798188503046?s=20
元米国国連大使のニッキ・ヘイリーもまた、この空爆を称賛した。
「ガーセム・ソレイマーニーはその手をアメリカ人の血で染めた主要テロリストだった」とヘイリーはTwitterで語った。「彼の死は平和と正義を求めるすべての人に称賛されるはずだ。」「力強く正しいことを行なったことでトランプ大統領を誇りに思う。」
https://twitter.com/NikkiHaley/status/1212929916221698049?s=20
右派からの大きな称賛は、民主党員の反応とは極端な対照を成している。民主党員は、今年の大統領選を前にしてワシントンが二極化している兆候の中でのトランプの最近の動きを厳しく批判した。
「トランプ大統領はまさに火口箱にダイナマイトを一本投げ入れたのだ」と、民主党候補の集団を率いる前副大統領のジョー・バイデンが声明で語った。
バイデンによれば、「イランは確実に応戦するだろう。我々は中東全体の大きな紛争の瀬戸際にいると言える」。
米国人企業家で民主党大統領候補のアンドリュー・ヤンは、Twitterで「イランとの戦闘は我々にとって最も必要のないものであり、米国民の意志ではない」と書いた。
「我々は緊張を軽減し、現地の米国民を守るために行動すべきである。」
バーモント州民主党議員で大統領候補のバーニー・サンダースは「トランプの危険な行動の拡大は、中東のさらなる悲惨な戦争に我々を巻き込もうとしている。無数の命と何兆ドルものさらなる資金を犠牲にすることにもなり得る」と述べた。
それは、米国を拠点とする頭脳集団や外交界では木曜日遅くに既に持ちきりの話題となっていた。
「間違ってはいけない---- イランとの戦争はどれも、1990年の湾岸戦争や2003年のイラク戦争とは違うだろう」と、米国を拠点とする外交評議会会長のリチャード・ハースはTwitterに書いた。
「同地域(とおそらく世界)は戦場になるだろう」と彼は書いた。
攻撃に応戦して、イランの最高指導者アッヤトーラーであるアリ・ハメネイは、ソレイマーニーを「国際的な抵抗の顔」と呼び、空爆後には米国との間に「厳しい関係が待っている」と警告した。ハメネイは将軍の死を悼んで3日間の公的な服喪期間を宣言した。
イランはまた、殺害に抗議するため、テヘランにおける米国の利害を代表するスイスの代理公使を召喚した。
イラン国営放送はトランプのソレイマーニー殺害命令を、第二次世界大戦以来の「米国最大の誤算」と呼んだ。同放送は、「中東の人々はもはや米国人の滞在を許さないだろう」と述べた。
イランが支援するフーシ民兵隊は、イエメンの首都サナアを支配しており、ソレイマーニー殺害の「迅速な報復」を呼びかけている。
フーシ派高官のモハメド・アリ・アル・フーシは、「我々はこの殺害を非難している。直接的で迅速な報復がその答えである」とツイートした。
その一方で、テヘランのフランス大使館は、金曜日に、イランにいるフランス人に対して、ソレイマーニー殺害後の公的な集会には近づかないように促した。
「ソレイマーニーの死後に3日間の服喪期間が宣言された。このような背景があり、我々はフランス国民に対して、いかなる集会にも近づかず、思慮分別をもって軽挙妄動を慎み、公の場所での写真撮影を控えるように勧めている。」と同大使館はTwitter上の声明で述べた。