
アラブニュース
ジェッダ:UAEの大統領は火曜日、ウクライナでの戦争を終わらせるために、すべての当事者に対話と交渉、外交を呼びかけた。
サンクトペテルブルグでウラジーミル・プーチン大統領と会談するためにロシアを訪れているシェイク・ムハンマド・ビン・ザーイド・アール・ナヒヤーン氏は、世界の安定と平和の礎を固めるよう貢献したいという自国の立場を強調した。
「ウクライナ危機および緊張緩和と外交的解決のための対話の重要性を含め、いくつかの共通の関心事項について話し合いました」と大統領は述べた。
大統領の外交顧問、アンワル・ガルガッシュ氏によると、今回のロシア訪問は二国関係の通常の枠組みの内部で設定されていたものではあったが、ウクライナでの戦争は早急な解決を必要としていた。
両首脳はまた、先週のOPECプラスによる決定を含め、地域と世界の諸問題について検討した。サウジアラビアとロシアが主導するOPECプラスは、11月から日量200万バレルの減産を決めた。
ジョー・バイデン大統領やアメリカの他の政治家からこの決定は批判されたが、プーチン氏は火曜日、OPECの決定は誰かの利益を損なうためのものではないと一蹴した。
「我々の行動の狙いは、世界のエネルギー市場に安定をもたらすことで、エネルギー資源の消費者および生産者と世界市場への供給者双方に落ち着きと安定、自信を持ってもらい…需要と供給のバランスを取ることです」
また、カザフスタンのアスタナでプーチン氏とレジェップ・タイイップ・エルドアン大統領の会談を数日後に控えたトルコも火曜日、ウクライナでの停戦を求めた。エルドアン氏はシリア問題などでは意見が一致しないものの、プーチン大統領とは良好な関係を保っており、またウクライナ政府とも結びつきが強い。
トルコはNATOの加盟国だが、今回のウクライナでの戦争を通じて中立の立場を崩していない。だが、ロシアがウクライナの各都市への攻撃を強めるにつれ、外交的解決の芽は消えつつある。
「残念ながら、双方ともすぐに外交的手段を放棄してしまいました」とトルコのメヴリュット・チャヴシュオール外相は火曜日に述べた。「状況は悪化し、複雑さを増しています。できるだけ早期に停戦を実現しなければなりません。早ければ早いほどいいでしょう」
「ウクライナには、平和があるべきです。戦争の行方はどうなるのでしょうか。それは、ウクライナの国土で続いています。ウクライナの国境と、領土保全を保証するためのプロセスを始めなければなりません。停戦なしに、これらの問題を健全な仕方で話し合うことは不可能です。実現可能な停戦、そしてただ平和を求めます」
何十か所もが空襲にあい、死者19人、負傷者100人以上を出し、全土で停電が起きた月曜日と比較すると、攻撃は弱まっているものの、ウクライナでは火曜日、ロシアによるミサイル攻撃の2日目を迎えた。