
アラブニュース
リヤド:ガンビア政府は長引くイエメン内戦に対して深刻な懸念を抱いている。とりわけ、イエメンやサウジアラビアでテロ行為を続け、中東地域を不安定にしている武装勢力フーシ派及びその代理勢力の活動を懸念している。
ガンビア外務省が発表した声明にはこう書かれていた。
「武装勢力フーシ派によるこうしたテロ行為は、両国の一般市民やサウジアラビアの重要なインフラに深刻な脅威を与えている。その結果、世界のエネルギー市場で供給が混乱している」
「サウジアラビアの全ての和平努力を支持しているガンビア政府は、イエメン対話会議を招集した湾岸協力会議のイニシアチブを歓迎した。対話会議の結果、イエメン内戦の平和的解決策として国民統一政府が樹立された」
そのイニシアチブをさらに後押しするため、国連のイエメン担当特使は4月2日、対立の終結を目指して停戦を仲介した。
しかし武装勢力フーシ派は今でも、この重要な外交努力を妨げると強く心に決めている。
「したがってガンビア政府は、武装勢力フーシ派によるこの否定的な反応を激しく非難し、国際社会に対し、フーシ派が8月2日以来2度目となる停戦延長に難色を示していることを非難するよう求める。フーシ派には、イエメンで和平を実現する機会である停戦を延長するよう求める」
ガンビア政府はまた、サウジアラビアの正当な闘いにおいて、同国を支持・称賛し続けている。
サウジアラビアはイエメンに永続的な平和と正統性を導こうと努力しており、それらは地域の安定を保証することになる。
10月2日に失効した国連が仲介した停戦を、親イラン武装組織フーシ派は延長しなかった。
この半年、イエメンではここ8年で最長の小康状態が続いた。その結果、民間人の死者数は大幅に減少した。
4月2日に発効し、2度延長された停戦中、数千人がサヌア空港から飛ぶことができ、50隻以上の燃料運搬船がホデイダ港に入港し、フーシ派支配地域の深刻な燃料不足が解消された。