
エジプトのタレク・アル・モラ石油・鉱物資源相とアルジェリアのムハンマド・アルカブ・エネルギー・鉱業相が文書に署名した
交わされた覚書は、ブタンを筆頭とする石油製品のマーケティング、また石油とガスの研究や探査、生産における協力をその対象としている
ゴブラン・ムハンマド
カイロ:エジプトとアルジェリアが25日、ガス・石油・鉱業分野での協力に関する覚書を締結した。
エジプトのタレク・アル・モラ石油・鉱物資源大臣とアルジェリアのムハンマド・アルカブ・エネルギー・鉱業大臣が文書に署名した。
覚書の内容は、石油製品、特にブタンのマーケティング、そして石油とガスの研究や探査、生産における協力だ。
また覚書によって、アフリカ全土に展開する企業を設立するための協力の基盤も整えられることになる。共同の調査やプロジェクトを実施し、従来型の燃料自動車から天然ガス自動車への転換や、水素産業の改善に向けた国家戦略上の専門知識のやり取りを行うためだ。
両国はまた、覚書で説明された活動を実施するための合同チームの結成にも合意した。
アル・モラ大臣によると、両国は石油産業のプロジェクトにあたる企業の設立も目指しているという。
一方アルカブ大臣は、アルジェリアが現在、エジプトとの関係強化と同国への投資を進めていると述べ、ペトロジェットなど、アルジェリアに展開するエジプト企業の成功にも言及した。また同大臣は、石油化学事業など、協力の促進が可能な分野が複数あると語った。
今年2月、エジプトのアブドゥルファッターハ・エルシーシ大統領はアルジェリアのアブデルマジド・テブン大統領との電話会談の中で、両国の友好関係を再確認し、エジプト政府がさまざまなレベルにおいて二国間協力を発展させる強い意志を持っていることを改めて明言した。
エルシーシ大統領はまた、アルジェリアとの貿易や投資を拡大し、治安や軍事分野での提携の強化にも努めていると述べていた。