
ロイター
ワシントン:アメリカ財務省は木曜日、イラクとシリアで活動するダーイシュのために、資金の管理、送金、分配で主要な役割を果たしていると言われるネットワークに対し、トルコとの協調行動を取ったと発表した。
トルコ外務省はツイッターで、グループへの資金調達に関わる7つの個人及び法人の資産を凍結したと公表した。
アメリカ財務省は、トルコ内の4個人と2団体をアメリカの制裁対象に指定したと公表した。
その中には、トルコに不法在留するイラク国籍者ブルカン・アル・カーツニと彼の二人の子と親戚、および、ダーイシュのためにトルコ、イラク、シリア間で送金をする2つの会社が含まれていたとアメリカ財務省の発表で述べられている。
制裁は彼らが持つあらゆる米国内資金を凍結し、アメリカ人が彼らと取引することを全般的に禁じる。
ダーイシュはイスラム教の過激な解釈による名目のもと、2017年にイラク2019年にシリアの領地を失うまでに、何千人もの人を殺したり処刑したりした。
前のリーダーが10月、南シリアの以前の反政府革命軍により包囲される間に自爆死した後、先月新しいグループのリーダーとしてアブ・アル・フセイン・アル・フセイニ・アル・クライシが指名された。
アメリカは11月にグループを支援する南アフリカの4個人と8企業をブラックリストに登録し、5月にはインドネシア、シリア、トルコにわたり活動する5つのダーイシュの金融ファシリテーターのネットワークに制裁を課した。
財務省によると、木曜に制裁の標的となったネットワークのリーダー、ブルカン・アル・カーツニは、2016年にトルコに移るまで、イラク内のグループへの海外資金調達を支援しており、提供者からの資金送金をほう助することによりグループに何百万ドルも融通したという。