
モスクワ: ロシアの通信社によると、ロシアのウラジーミル・プーチン大統領とドナルド・トランプ米大統領は早ければ今月中にも会談する可能性があると、クレムリンのドミトリー・ペスコフ報道官は水曜日に語った。
ペスコフ報道官は、火曜日にリヤドで行われた米ロ会談は、3年目を迎えようとしているウクライナ戦争の解決に向けた「非常に、非常に重要な一歩」だと述べた。
「比喩的に言えば、蘇生措置を実行するために、外交官は昨日(セルゲイ・)ラブロフ(ロシア外相)が(マルコ・)ルビオ(米国務長官)と合意したことを踏まえて、これから作業を開始する」とペスコフは国営メディアから引用された。
「当然ながら、1日や1週間ですべてを解決することは不可能だ。長い道のりがある」と付け加えた。
リヤドでの会談は、第2次世界大戦以来、ヨーロッパで最も大きな死者を出している紛争を止める方法を話し合うために、アメリカとロシアの高官が初めて会った。ウクライナやヨーロッパの高官は招待されていない。キエフは、自国の同意なしに課されるいかなる取り決めも受け入れないと言っている。
プーチン大統領は、サウジアラビアの指導者であるサルマン国王とムハンマド・ビン・サルマン皇太子に対し、会談を行うための良い雰囲気を作ってくれたことに感謝した。
ロシア大統領は、サウジアラビアでの二国間協議を「高く」評価し、ワシントンとの関係修復への「第一歩」だと述べた。
「私の意見では、我々は相互利益の様々な分野で仕事を回復するための第一歩を踏み出した」と、故郷サンクトペテルブルクのドローン製造工場を訪問しながら記者団に語った。
また、会談を成功させるためには、ロシアとアメリカはお互いを「信頼」する必要があると付け加えた。
「ウクライナ危機を含め、多くの問題を解決するには、ロシアとアメリカの信頼関係を高めることが不可欠だ」と語った。
* ロイター通信、AFP通信とともに。