
リヤド:2025年大阪万博のサウジアラビアのパビリオンが、ニューヨーク建築デザイン賞の文化建築インタラクティブ・体験型スペース部門で金賞を受賞した。
この賞は、サウジアラビアの遺産を来場者に体験・洞察させるパビリオンのデザインと建築が評価されたものである。
サウジ国営通信(SPA)によると、このパビリオンはサウジ建築・デザイン委員会が主導し、CEOのスマヤ・アル・ソライマン博士とプロジェクト・マネージャーのファティマ・アル・ドゥーキ氏が指揮を執った。また、著名な世界的企業であるフォスター+パートナーズが設計を担当した。
デザインは、王国と日本の文化的類似性を強調する一方、持続可能性に焦点を当て、風の動きを促進する構造ブロックの戦略的配置によって強化されたパッシブ冷却戦略を採用している。
このパビリオンは、低炭素素材、エネルギー効率の高い照明、太陽エネルギー技術を特徴としているとSPAは報じている。また、点字案内板や障害者用の通路も設置されており、アクセシブルでインクルーシブな建物となっている。
サウジアラビアのパビリオンは、4月13日の開設以来、すでに50万人以上の来場者を集めている。
また、文化公演、ビジネスイベント、メディア、400人以上のVIP代表団を含む175以上のイベントが開催されている。