リヤド:湾岸協力理事会(GCC)のジャシム・モハメド・アル・ブダイウィ事務局長は、イスラエルがエルサレムで事態をさらに悪化させ、イスラエル兵がアル・アクサモスクでの攻撃を繰り返していることを非難した。
同氏は、聖域であるアル・アクサモスクの侵犯そのものと、ラマダンの時期にイスラエル軍が敬意を欠いている点を批判した。
アル・ブダイウィ氏は、聖なる月ラマダンの期間中にイスラエルが攻撃を仕掛け、同モスクへの侵入を続けるのは、聖地の神聖さを犯すものであると述べた。
同氏は国際社会に向けて、パレスチナ市民の保護と、エルサレムの法的性格、人口構成、イスラム教の聖地に関する取り決めを変更しようとするイスラエルの企てを阻止することを呼びかけた。
GCCは、礼拝者に対する嫌がらせ、暴行、排除などのイスラエル軍の侵犯行為や、アブラハム・モスクの閉鎖について詳細に言及している。
アル・ブダイウィ氏は、こうした行為は世界中のイスラム教徒に対する挑発であり、聖地の法的地位に対する攻撃であり、歴史的に合意されてきた現状維持の取り決めに対する違反であり、国際法と国連決議に対する重大な違反であると述べた。
同氏は、現在も行われている残忍な攻撃は憂慮すべき転換点であり、イスラエル政府がそのすべての責任を負うとも述べた。
わずか数日前には、アル・ブダイウィ氏は、イスラエル人入植者が3月29日にイスラエル兵の保護を受けてアル・アクサモスクを襲撃した行為を非難している。
同氏は、ラマダンの期間中のこうした行動は、危険なエスカレーションであり、目に余る国際法違反であり、歴史的に培われ法的にも認められているエルサレムの現状維持に対する違反であると述べた。