

ドバイ:MBCグループとTOKYOPOPの戦略的イニシアチブ、MBCアニメは、今月、オリジナルアニメシリーズ2作『カミエラビ』と『僕らの雨いろプロトコル』を日本で初公開することを発表した。
MBCグループは、中東と北アフリカ(MENA)で最大のメディア企業である。TOKYOPOPは、米国のアニメとマンガの販売代理店・出版社で、『ラブひな』や『GIRLSブラボー』などの人気少年マンガシリーズを出版している。
この2つの番組は、日本の放送局フジテレビとテレビ朝日で放送され、アラビア語動画配信サービスのトップのシャヒードで配信される。MBCアニメは両放送局の製作委員会に名を連ねている。
『カミエラビ』は、「カミサマ」の座について世界の因果を操る力を手に入れるため、ライバルたちと争う高校生のゴローを中心に繰り広げられるバトルロワイヤルアクションストーリー。ゴローは、高校の同級生で片想いの相手とも闘うことになる。
監督は『GODZILLA 怪獣惑星』の瀬下寛之氏、脚本は『カゲロウデイズ』のじん氏が担当している。
『ソウルイーター』『炎炎ノ消防隊』の著者の大久保篤氏がキャラクターデザインの一部に参加した。
13エピソードで構成される第1シーズンは、今年公開予定、来年には第2シーズンが放送されるという。
また、『僕らの雨いろプロトコル』は、eスポーツカフェでアルバイトをしている高校生の時野谷瞬が、賞金を狙ってゲーム大会「ザクセリオン・チャンピオンシップ」に出場する物語だ。父親を亡くした時野谷は、情熱を持って生き続けるため、何としても賞を獲得しなければならない。
脚本は『世界最高の暗殺者、異世界貴族に転生する』などで知られる高山カツヒコ氏が手がける。
『推しの子』のキャラクターデザインで有名な平山寛菜氏が、番組オリジナルのキャラクターデザインを担当した。『推しの子』は、最近、そのテーマ曲「アイドル」でも話題になった。
『僕らの雨いろプロトコル』全12エピソードは、今年、アラビア語の動画配信プラットフォームで配信される。
MBCアニメは、今後もアラブ世界に多くのアニメ番組を紹介していく計画だ。