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任天堂、自社の大ヒットビデオゲーム『ゼルダの伝説』に基づく実写映画を開発へ

任天堂はまた、来年3月、日本の古都京都で自社の歴史とレガシーを紹介するための博物館開設を計画している。(AFP)
任天堂はまた、来年3月、日本の古都京都で自社の歴史とレガシーを紹介するための博物館開設を計画している。(AFP)
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08 Nov 2023 04:11:08 GMT9
08 Nov 2023 04:11:08 GMT9

東京:スーパーマリオシリーズを手がけた任天堂は、ヒット作である自社のビデオゲーム『ゼルダの伝説』に基づく実写映画を開発していると8日に発表した。

映画には、同社の他にソニー・ピクチャーズ・エンタテインメントも出資する。監督を務めるのは近日公開予定の『猿の惑星』を指揮したアメリカ人監督のウェス・ボール氏だ。任天堂と、実写版の『スパイダーマン』映画を手がけたアヴィ・アラッド氏率いるアラッド・プロダクションズが共同製作に入っている。

この動きは、京都を拠点とする任天堂の戦略を浮き彫りにしている。テーマパーク、グッズ販売や映画など事業のさまざまな側面を活用してゲーム機やソフトウェアの売上拡大を目指し、またその逆の相乗効果も狙うというものだ。

その戦略は成功を収めている。今年初めに公開された同社のアニメーション映画、『ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー』は世界中で1億7,000万人近い人々を魅了し、13億ドル以上を稼ぎ出した。

オンラインで記者会見を行った古川俊太郎社長は、スーパーマリオのアニメーション映画の成功に会社として満足していると述べた。同作は、任天堂が直接プロデューサーを務めた初の映画だった。

映画版ゼルダの公開予定日は発表されていない。何十年にもわたってクリエイティブな革新を先導してきた任天堂幹部の宮本茂氏は、作品は準備が整ってから公開されると述べ、プロジェクト関連の作業には10年前から取り組んでいると強調した。

「ゼルダのファンは非常に多く、彼らの期待を裏切るわけにはいかないと考えています。それは大きなハードルです。ですが、準備はできています」と宮本氏は語った。

任天堂は7日、第1四半期の純利益が前年同期の2,300億円から約2,713億円(18億ドル)に増加し、18%上昇したと報告した。

任天堂関係者によると、映画版スーパーマリオの成功はスーパーマリオをテーマにしたゲームソフトだけでなく、スイッチゲーム機本体の売上拡大にもつながったという。

先月から販売されているゲームソフトの『スーパーマリオブラザーズ ワンダー』は記録的な販売速度で、わずか2週間で合計430万本を販売したという。

『ティアーズ オブ ザ キングダム』と名付けられた最新のゼルダゲームも好調な売れ行きだ。悪に立ち向かう英雄と姫の登場するこのゲームの人気に、企画中の映画があやかることを任天堂は期待している。

任天堂によると、発売から7年目を迎えているゲーム機のスイッチは、依然として売れ行きが好調だという。
任天堂は、ポップアップ、テーマパーク、特別イベント、そして新たに映画が加わった公式ストアを通して、より多くの人々が自社の知的財産に触れるようになると見込んでいる。

米国では、ニンテンドー・ワールドがハリウッドのユニバーサル・スタジオでオープンした。オーランドのパークでも同様の展開が計画されている。すでに日本にあるパークの面積は、来年には拡大予定となっている。そこには、任天堂のもうひとつのキャラクターであるドンキーコング専用の区域が含まれると関係者が述べた。

任天堂はまた、来年3月、日本の古都京都で自社の歴史とレガシーを紹介するための博物館開設を計画している。

AP

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