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ライオネル・リッチーのサウジデビューが観客を魅了

ライオネル・リッチーは、アルウラで開かれたコンサートで彼のファンが見せた愛を謙虚に受け止めていると言う。 (写真/提供)
ライオネル・リッチーは、アルウラで開かれたコンサートで彼のファンが見せた愛を謙虚に受け止めていると言う。 (写真/提供)
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02 Mar 2020 01:03:31 GMT9
02 Mar 2020 01:03:31 GMT9

フッサム・アル・メイマン

アルウラライオネル・リッチーは、金曜日、アルウラの2回目のウインター・アット・タントラ・フェスティバルでマラヤ・コンサートホールの満員の観客の前で公演を行った。

アーティストで「アメリカン・アイドル」の審査員でもある彼は、初めてのサウジアラビア公演の一環として、コモドアーズ当時の歌だけでなく、彼の最大のソロヒット・ナンバーを披露した。

「まずはその場所がどれほど美しいかを話させてください」とリッチーはアラブニュースに語り、サウジアラビア北西部のアルウラでの経験を振り返った。「私はこの地域を長い間賞賛してきましたが、王国もまた素晴らしいコンサートが開催できる場所の1つです。そして、ドアが開いた今、国は開かれています。」

アルウラは ユネスコの世界遺産であり、その自然の美しさと考古学的な多様性で知られている。また、サウジや国際的なアーティストの作品を披露するサイトを利用した野外でのアートインスタレーションや、一流の歌手やミュージシャンが集まるウインター・アット・タントラ・フェスティバルなど、主要な文化イベントを開催することでも有名になっている。

リッチーは、特に鏡張りのマラヤ・コンサートホールの虜になり、その巧妙なデザインにすっかりだまされたと言う。「彼らはずっとコンサートホールがある言っているので、私は山しか見えないと言うと、彼らはいいえと答え、あれがコンサートホールだと言うんです。そしてずっと、彼らが私をからかっているんだろうと思っていましたが、しばらくして建物を別のアングルから見せられて、私はなんてクレバーな建物なんだと感心させられました。周囲の自然にすっかり溶け込んでいるんです。素晴らしいコンサートホールを建設したにもかかわらず、周囲の環境を台無しにすることはまったくありません。」

それはコンサートに最適な環境だった、と彼は語り、音響効果が歌手やパフォーマンスアーティストにとって非常に重要である理由を説明した。

「たとえば、非常に大きなアリーナで公演を行う場合、問題は、音響効果がしっかりしていないと、音が跳ね返ってくるということです。それはまるで反響室のようなものです。つまり、音が壁に到達して戻ってくるまでには、自分が振動しているように聞こえるんです。音響効果が完璧なホールでは、まるでレコードを演奏しているようです。そこでは音響的に完璧で、高音、低音、中音域が完全に調和しているので、まるでレコードを歌っているような感じです。」

毎日多くのファンが私のところにやって来て、私の音楽をどれほど愛しているかを伝えてくれるのです。

ライオネル・リッチー

彼のファンは金曜日の夜のパフォーマンスに感激し、席を立ってステージの前に移動した。リッチーがこの地域でどれほど人気があるかの証である。

「ご存知のように、モータウン・レコードは非常に小さなレーベルでした。サウジアラビア、中東、アフリカに事務所はありません。それでも、その音楽は世界中に広がりました。私の歌は今、西洋音楽があまり受け入れられていない場所でも聞かれているのです」と彼は付け加えた。「中国で公演したとき、次のように言われるまで、西洋音楽がずっとここにあって、人々はあらゆる種類の西洋音楽を聴いているのだと思いました。『「西洋音楽は、あなたやマイケルジャクソンやマドンナと共に入って来ました。あなたの歌を初めて聞きました。』」

リッチーは、彼のファンがコンサートで見せてくれた愛を謙虚に受け止めた言う。

「毎日多くのファンが私のところにやって来て、私の音楽をどれほど愛しているかを伝えてくれるのです。私は長年彼らの家族の一員でしたが、今サウジアラビアに来て、ようやくこうした多くの素晴らしいファンが集まる場所来ることができました。ここに来れたことをとても喜んでいます。」

このフェスティバルは3月7日まで開催される。フェスティバルは2018年12月にアンドレア・ボチェッリやヤニなどのスターによる公演で幕を切っている。

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