
ロサンゼルス:米アカデミー賞の前哨戦となる第81回ゴールデン・グローブ賞の授賞式が7日(日本時間8日)開かれ、宮崎駿監督(83)の「君たちはどう生きるか」がアニメ映画賞を受賞した。日本作品が同賞を受賞するのは初めて。
同作は、宮崎監督の10年ぶりの新作長編。戦時中に母を亡くした少年が、奇妙な鳥に導かれて訪れる異世界での冒険を描いた。音楽を担当した久石譲さんも作曲賞にノミネートされたが、受賞は逃した。
アニメ映画賞には、新海誠監督の「すずめの戸締まり」、日米合作の「ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー」もノミネート。六つの候補作のうち半数を日本関連作品が占めていた。
君たちは―」はニューヨークなど米国各地の映画批評家協会賞でも受賞。今月23日にノミネートが発表され、3月に授賞式が開かれるアカデミー賞への期待が高まりそうだ。
Congratulations to The Boy and the Heron on the WIN for Best Picture – Animated! 🎦 #GoldenGlobes pic.twitter.com/ysLdEj3h1p
— Golden Globe Awards (@goldenglobes) January 8, 2024
時事通信