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第2回となるBIENALSUR 2019は23ヶ国を回った後リヤドで閉幕

01 Dec 2019
南米で誕生したBienalsurは、世界初の世界巡回型アートビエンナーレである。2016年にブエノスアイレスで始まり、今回はリヤドで閉幕する。(写真/提供)
南米で誕生したBienalsurは、世界初の世界巡回型アートビエンナーレである。2016年にブエノスアイレスで始まり、今回はリヤドで閉幕する。(写真/提供)
南米で誕生したBienalsurは、世界初の世界巡回型アートビエンナーレである。2016年にブエノスアイレスで始まり、今回はリヤドで閉幕する。(写真/提供)
南米で誕生したBienalsurは、世界初の世界巡回型アートビエンナーレである。2016年にブエノスアイレスで始まり、今回はリヤドで閉幕する。(写真/提供)
南米で誕生したBienalsurは、世界初の世界巡回型アートビエンナーレである。2016年にブエノスアイレスで始まり、今回はリヤドで閉幕する。(写真/提供)
南米で誕生したBienalsurは、世界初の世界巡回型アートビエンナーレである。2016年にブエノスアイレスで始まり、今回はリヤドで閉幕する。(写真/提供)
Updated 01 Dec 2019
01 Dec 2019

サラ・アルスハイミ

  • 文化省がホスティングしたリヤドでの展示は、国際的な展覧会であるBIENALSUR 2019の初めての中東での開催となった

リヤド:生活の質向上プログラムの一環として、文化省はアルゼンチンのナシオナル・デ・トレス・デ・フェブレロ大学と共同でアートビエンナーレであるBIENALSUR 2019をホスティングした。ビエンナーレは11月5日に開幕し、12月5日に閉幕する。

世界初の巡回型現代アートビエンナーレの第2回目である「BIENALSUR 2019」は、5大陸の23ヶ国43都市を回った後、リヤドで2019年の展示を終える。

世界を巡回する中で、世界中の100以上の会場で400人のアーティストの作品が展示された。

作品が展示された中には国際的に活躍しているアーティストも含まれ、そのうち4人はサウジアラビア人だった。それぞれ、ファティマ・アル=バナウィさん、サラ・アブー・アブダラーさん、ファイサル・サムラさん、及びアイマン・ゼダニさんだ。計16の傑作を展示した4人は、その中で世界の舞台でクリエイティビティーを発揮した。

ビエンナーレとは、イタリア語で「2年に1回」を意味する単語である。

しかしBIENALSURが特別なのは、世界各地を巡回して、アート作品を通して文化の絆を強めることを目的としたビエンナーレであることだ。

南米で誕生したこのビエンナーレは、初の世界巡回型アートビエンナーレである。

第1回は2016年に開催され、第2回は今年の6月に始まった。

まずブエノスアイレスで展示が始まり、中東初の開催地リヤドで閉幕する。

BIENALSURの巡回都市となることは、サウジアラビアの文化を現代アートを通して紹介していくという、サウジアラビアのビジョン2030の変革計画や文化省が掲げる目標の達成に資するものだ。

「今回のBIENALSURに参加することで、異なる文化の間での理解の架け橋をかけることにつながっています。対話というのは本当に重要なものです。ここサウジアラビアの才能溢れるアーティストも一員となってその対話を作り上げることができるということで、大変嬉しく思います」と文化大臣を務めるバドル・ビン・アブドゥッラー・ビン・ムハンマド・ビン・ファルハーン・アル=サウード王子は語った。

2回目となる今回は「ストーリーを再び取り戻そう、想像力を再び取り戻そう」と題され、現代アートの世界を探索して自分自身の人生が反映されているような体験をするよう、来場者をいざなっている。

ビエンナーレで展示されている作品では、忘れられない経験を来場者に提供することで、異文化間の対話と理解を促進することが目指されている。

一瞬のうちに

ファティマ・アル=バナウィさんが自身の作品に「一瞬のうちに」との題名を付したのは、人生では一瞬のうちに大きな変化が起きるからだ。この作品はビデオパフォーマンス作品であり、もう1つのストーリープロジェクトと同じ5つのストーリーに基づいている。

この作品では、実際には多くの人のストーリーが集められているが、それらは来場者には1人のストーリーであるかのように提示されている。

「他者の人生を自分のものとして捉える事を試みており、そのためもう1つのストーリーと呼んでいます」とアル=バナウィさんは語る。「私たちは、携帯電話の画面に映る人々の経験を自分とは遠い世界のものだと考えてしまうと、そうした経験は他者にしか起こらないのであり、自分には起こらないのだと思ってしまいます。このインスタレーションを通して、来場者はストーリーにより深く触れることができます」

「ストーリーテリングを目的とした作品を制作する際には、私は普遍的な言語を用いていることになります。サウジアラビアも、ビジョン2030の中で、芸術、文化、ストーリーテリング、および映像制作を通した普遍的な言語を用いて、地域社会や国際社会に訴えかけていくことを目指しています」とアル=バナウィさんは言う。

「私は常に、自分自身や共同制作者に、「グローカル」を目指すようリマインドしています。ローカルにしつつ、同時にグローバルにしよう、ということです。つまり、グローバルな舞台に出ても、なんらかの国際的な基準を追うのではなく、本当で生でオリジナルな自分を提示し、自分の出自に誇りを持とう、ということです。ローカルを目指すと本当の自分でいられます。本当の自分でいられれば、国際的な舞台にも出られるのです」とアル=バナウィさんは語った。

アザル

アイマン・ゼダニさんの作品は、いかに時間も手に触れられる有形のものなのかを探るものだ。「私は時間を有形の要素に変換しています」とゼダニさんは語る。

ゼダニさんは、時間を有形の傑作に変換する秀でた方法を武器としており、作品には来場者も触れ合うことができる。

「アザル」はインタラクティブなインスタレーションで、時間を有形なものとして記録していく作品であり、時間はいかに手に触れられる有形のものであるかを提示するものだ。インスタレーションでは、素焼きの器に染料を溶かした液体が注ぎ入れられている。染料は器の内側から外側に滲み出す。つまり、継時的プロセスが確実に作品の一部になっているのだ。

またこうして染められる器は、2つとして同じものはない。インクの滲み出しによって生まれる模様は全て異なるのだ。

それによって出来上がるのは、インクが滲み出す過程を記録した、計時装置として振る舞うオブジェとなる。

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