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レビュー マリオvs.ドンキーコング」は2004年のパズルをリメイクした高価なゲームだ

『マリオvs.ドンキーコング』は3歳以上のゲーマー向けと宣伝されているが、「カジュアル」または「クラシック」モードから難易度を選べるようになっている。(提供)
『マリオvs.ドンキーコング』は3歳以上のゲーマー向けと宣伝されているが、「カジュアル」または「クラシック」モードから難易度を選べるようになっている。(提供)
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27 Feb 2024 01:02:20 GMT9
27 Feb 2024 01:02:20 GMT9

ジェームス・デンセロウ

ロンドン:『マリオvs.ドンキーコング』がゲームボーイアドバンスで発売されてから約20年、Nintendo Switch向けアクション/パズルタイトルとして、より洗練された――しかし、ほぼフルプライスの――リメイクが登場した。

当時は名作として広く知られていた本作の発売から20年間が経ち、多くのものが変化しても、任天堂のスーパースターであるマリオとドンキーコングの敵対関係だけは変わらない。今回は、ドンキーコングが大量に盗んで逃げた、誰もが欲しがるかわいいおもちゃの「ミニマリオ」を取り返すため、我らが配管工のヒーローが奮闘する。

そのために、マリオはいつものようにゲーム世界でおなじみの仲間たちと一緒に、さまざまなワールドに広がる130レベルのパズルを攻略しなければならない。緊張感あふれる火山ステージ、不気味なお化け屋敷、滑りやすい氷の国、危険なジャングルなどが、任天堂プラットフォームならではの、洗練されたカラフルなグラフィックで描かれる。

このゲームは3歳以上のゲーマー向けと宣伝されているが、「カジュアル」または「クラシック」モードから難易度を選べるようになっている。

「ひらめきとアクション」が、このゲームのマーケティングチームがユーザーに伝えるテーマだ。どのスイッチをどのタイミングで押せば成功するのか、パズルを解くたびに考えなければならない。画面右上にはタイマーが表示されているものの、そのゆっくりとしたカウントからは、ステージの先へと急がせるようなプレッシャーは感じない。実際、ゆったりとしたジャジーなBGMも加わり、他のマリオ作品よりもゆったりとしたペースでゲームが進行しようとしているように感じられる。ゲーム中の移動では、マリオの体操スキルが面白い。バク転や、上空から落ちてくる危険物を避けるために逆立ち歩きを披露するのだ。

ミニマリオを見つけることに加えて、このゲームにはもうひとつ面白い要素がある。赤と青のミニマリオたちを引き連れ、危険を避けながらおもちゃ箱を目指すのだ。これは有名なゲーム『レミングス』に似ているが、この要素はメインではなく、軽いものだ。

このゲームがオリジナルと大きく異なるのは、2人用のローカル協力プレイモードが追加されたことだ。このモードは、同じパズルを単に2人でクリアするのではなく、2人のゲーマーに真の挑戦を促すよう、かなり配慮された調整が行われている。

ゲームのベースは盤石だ。アイコニックなキャラクターたちがおなじみのフレーズとともに、暖かい毛布をかぶったようなぬくもりと、親しみやすさを与えてくれる。家族で楽しめる質の高いお楽しみ要素が盛り込まれているが、やはり完全オリジナルというよりはリメイクに近いゲームということもあり、値段はやや高く感じる。

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