
アイシャ・ファリード
ジッダ:サウジアラビアは今後芸術学校を設置(うち2校は2年以内に設置)し、修了資格への道筋をつけ、同国の遺産、芸術、工芸の足跡を広げる。
この構想は、文化省のクオリティ・オブ・ライフ・プログラムの一部として行われる。
大臣のバドル・ビン・アブドゥッラー・ビン・ムハンマド・ビン・ファルハーン王子は「文化部門を強化する上で『能力開発』は最も重要な要素の1つとなります」と語った。文化部門に対しては、サルマン国王とムハンマド・ビン・サルマン皇太子が無制限のサポートを行う。
「サウジアラビアには多様な芸術、才能、芸術作品があふれており、この学校は国内における芸術分野の修了資格への最初の道筋となります」とバドル王子は語る。
1つの学校は、遺産、伝統的な芸術、工芸を専門とし、2020年の秋に申し込みを受けつけ、長期プログラムおよび短期プログラムで1,000名の学生と訓練生を集めることを目標とする。
もう1つの学校は音楽専門で、2021年から1,000名の学生と訓練生を受け入れる。
特に音楽学校は「サウジアラビアの音楽制作と才能発掘の中心となるでしょう」とサウジアラビアの音楽家、作曲家、プロデューサーのマムドゥーハ・サイフ氏がアラブニュースに語った。
「音楽業界は広くて多様性があり、教育は非常に重要です」とサイフ氏は語る。
「学校は、サウジアラビアの音楽業界を立ち上げるのにふさわしい場所です。この国と周辺国の若者に大きな影響を与えるでしょう」とも語った。
彼は、サウジアラビアの多くの若者が学校に集まることを期待している。
「私はこの業界の専門的知識を持っているので、音楽を学びたいという人から数多くの質問をもらいますが、それはプライベートレッスンを通してです」
「方法論的に音楽を教える学校ができたら、音楽に興味を持つ人たちが適切なスタートを切ることができるでしょう」