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日本の大型アニメプロジェクトで活躍するアメリカ人アニメーターを紹介する

ヘンリー・サーロウ氏は、日本の主要なアニメプロジェクトで活躍するアメリカ人アニメーター。(提供写真)
ヘンリー・サーロウ氏は、日本の主要なアニメプロジェクトで活躍するアメリカ人アニメーター。(提供写真)
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01 Oct 2020 10:10:58 GMT9
01 Oct 2020 10:10:58 GMT9

Amin Abbas ドバイ

アメリカ人アニメーター、ヘンリー・サーロウ氏は、『ワンピース』、『NARUTO -ナルト- 疾風伝』、『東京喰種トーキョーグールシリーズ』、『オーバーロード』などの、日本の人気アニメの製作に関わった。

アラブニュース・ジャパンの取材に応じたサーロウ氏は、常にアートに興味を持っていて、ニューヨークで数年間、『ドーラといっしょに大冒険』や『Go! Diego, GO!(ゴー!ディエゴ、ゴー!)』のゲーム、アダルトスイムシリーズ『Superjail!(スーパージェイル!)』などのプロジェクトにも携わっていたと説明した。

サーロウ氏は「本当にアニメーションに取り組み始めたのは、大学に進学してからだと思います。その後、ニューヨークで数年間働き、今は日本で働いています」と語った。

サーロウ氏によると、アメリカと日本の仕事の文化やアニメーションのスタイルの違いは大きくないという。

「両者のアニメーションのスタイルは、区別するのが難しくなってきていると思います。カートゥーンネットワークの番組であれば、スタイルの違いは明らかかもしれませんが、『悪魔城ドラキュラ』のように、見分けが付きにくい例はたくさんあります」とサーロウ氏は説明した。「日本の業界も西洋のスタイルの影響を受けているので、お互いのスタイルは少しずつ融合していると思います。とは言うものの、日本のアニメは西洋のアニメよりもはるかに細かく描写されていることが多く、題材も西洋のアニメとは非常に異なっています」と説明した。

国の違いよりも、スタジオによって仕事の文化が違うとサーロウ氏は付け加えた。

「一般的に、日本の仕事時間の方が長いように感じます。特に、業界に入って最初の数年は、中間的なアニメーターとして働き、労働時間や労働日数はかなりハードでした」とサーロウ氏は語った。

D’ART Shtajioと他のアニメスタジオとの違いについて、サーロウ氏は次のように語った。「私たちはまだ始めたばかりで、将来的には私たちを特別な存在にするものをもっとお見せできればと思っています。今のところは、スタッフが多様性に富んでいて信じられないほど国際的なスタジオである、という事実が、私たちをユニークにしていると思います。私たちのスタジオには、様々な考え方を持った様々な人がたくさんいて、彼らの意見がプロジェクトの中で混ざり合い、結果として本当にクールで、オリジナルで、クリエイティブなものが生まれていると思います」

サーロウ氏は、80~90年代にアニメを見ていたと説明した。同氏が見ていたアニメは、『妖魔』、『ジェノサイバー』、『強殖装甲ガイバー』、『吸血鬼ハンターD』などだという。

これらのプロジェクトで直面した課題について、サーロウ氏は次のように述べている。「新しい分野に参入したり、初めて何かをしたりするときには、必ず多くの困難があります。アニメーターとしては、自分の線の質を他の人と合わせること、キャラクターを描くときはモデル通りに描くこと、時間を有効に使い締め切りに間に合うようにすること……などが、最初の頃の最大の課題でした」

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