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東京の劇場・テーマパークが慎重に再開

東京浅草のテーマパーク、花やしきは、18日ぶりに営業を再開した。(Shutterstock/file)
東京浅草のテーマパーク、花やしきは、18日ぶりに営業を再開した。(Shutterstock/file)
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12 May 2021 03:05:13 GMT9
12 May 2021 03:05:13 GMT9

東京—- 日本の首都が感染症で政府による3回目の緊急事態宣言延長下にある中、東京の一部の劇場とテーマパークが水曜日に、徹底したコロナウイルス感染予防対策を講じて、条件付きで再開した。

東京と関西の大阪、京都、兵庫の緊急事態宣言は当初、火曜日に終了する予定だった。しかし、宣言は延長され、中部の愛知県や南西部の福岡県が水曜日に緊急事態宣言下に入った。緊急事態宣言は今や6都府県にわたり、5月末までの予定となった。

水曜日に再開した施設の中には東京都渋谷区の新国立劇場があった。東京に隣接する千葉県松戸市から来た47歳の主婦は芝居を楽しもうとひとりで劇場を訪れ、「演目が披露されるので嬉しいです。静かに観劇してから帰ります」と話した。

東京の別の隣県である神奈川県の県庁所在地、横浜市から来ていたタカハマ ユキエさん(70歳)は、美術館の休館が続くことに疑問を抱いており、訪問者が静かにしているという点においては劇場も美術館も同じであると主張した。「関係機関の線引きは間違っています」とタカハマさんは話した。

東京浅草のテーマパーク、花やしきは、18日ぶりに営業を再開した。アルコール飲料の販売はパークでは禁じられており、来場者はその種の飲料を持ち込まないように要請されている。花やしきの職員はその他に、来場者に対して、マスクの適切な着用を呼びかけていた。

2歳の男児を連れて花やしきを訪れていた東京墨田区の31歳の会社員は、2ヶ月ぶりにテーマパークに来たと話していた。彼は微笑んで「やっと来れました」と話した。

愛知県の県庁市在地、名古屋市の百貨店は買い物客で賑わった。

年配の主婦、アイカワ タカコさん(86歳)は、出来合いのおかずなどの商品購入のために名古屋市内から訪れていた。

アイカワさんは、緊急事態宣言下での店舗の営業を喜んで受け入れ、「百貨店での買い物は楽しいです。他では買えないものがあります」と話した。

他にも、自宅の補修に必要な商品を購入するために名古屋市内からこの百貨店に来ていたキタムラ シロウさん(79歳)は、「感染者数は(この1年で)減少していません」と渋い表情で話した。

福岡県では、アルコール飲料やカラオケを提供しているレストランやバーは緊急事態宣言下で休業を要請されている。水曜日、県内最大の娯楽地区である中洲は閑散としていた。

中洲の居酒屋の経営者(34歳)は、飲酒のために訪れた客を帰していた。この居酒屋がアルコール飲料を提供しないのは初めてのことだ。この経営者は、「こんなことをしていたら、お金がなくなるだけです」と述べた。

時事通信

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