Since 1975
日本語で読むアラビアのニュース
  • facebook
  • twitter
  • Home
  • 芸術と文化
  • 「ドライブ・マイ・カー」受賞=国際長編、13年ぶり―米アカデミー賞

「ドライブ・マイ・カー」受賞=国際長編、13年ぶり―米アカデミー賞

(AFP)
(AFP)
Short Url:
28 Mar 2022 01:03:32 GMT9
28 Mar 2022 01:03:32 GMT9

ロサンゼルス時事: 第94回米アカデミー賞の授賞式が27日(日本時間28日)、ロサンゼルスで行われ、濱口竜介監督(43)の「ドライブ・マイ・カー」が国際長編映画賞に決まった。日本作品の同賞受賞は、2009年2月に当時の外国語映画賞に輝いた「おくりびと」(滝田洋二郎監督)以来13年ぶり。国内外で評価される才能が日本映画の歴史に残る快挙を成し遂げた。

壇上に上がった濱口監督は英語と日本語を交えてスピーチ。オスカー像の重量感を確かめるように掲げ、「皆さん、取りました」と笑顔を見せた。

「ドライブ・マイ・カー」は作品賞、監督賞、脚色賞の候補にもなっていたが、作品賞と脚色賞は「コーダ あいのうた」、監督賞は「パワー・オブ・ザ・ドッグ」のジェーン・カンピオン監督に決まった。

「ドライブ・マイ・カー」は、作家村上春樹さんの同名短編小説が原作。妻を亡くし、喪失感を抱える舞台俳優で演出家の男性が、ある過去を秘めた寡黙な運転手の女性と出会い、自分自身を見詰め直す姿を描く。

昨年のカンヌ国際映画祭で濱口監督らが脚本賞を受賞し、全米映画批評家協会賞では作品賞など4冠を獲得。米ゴールデン・グローブ賞でも日本作品として62年ぶりに非英語映画賞(旧外国語映画賞)に輝くなど国内外で高く評価されてきた。

濱口監督は神奈川県出身。東京芸大大学院映像研究科修了。20年のベネチア国際映画祭で銀獅子賞(監督賞)を受賞した黒沢清監督の「スパイの妻」の共同脚本を担当。昨年のベルリン国際映画祭では「偶然と想像」が最高賞に次ぐ銀熊賞(審査員大賞)に輝いた。 

時事通信

topics
特に人気
オススメ

return to top