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サウジ・UAEのデジタルアーティストがサウジやアラブの曲をチップチューン風にアレンジ

サウジ・UAEのデジタルアーティストで音楽プロデューサーのモアス・ビン・ハフェズ氏の作品の一つ。氏はアラブ圏で人気の曲をビデオゲームの中に移し変えてリメイクしている。背景と曲の響きを上手く組み合わせようとしている。(提供)
サウジ・UAEのデジタルアーティストで音楽プロデューサーのモアス・ビン・ハフェズ氏の作品の一つ。氏はアラブ圏で人気の曲をビデオゲームの中に移し変えてリメイクしている。背景と曲の響きを上手く組み合わせようとしている。(提供)
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18 Jul 2022 09:07:39 GMT9
18 Jul 2022 09:07:39 GMT9
  • 限られた道具立てで作業することで自分の創造性をかき立てるというやり方には、非常に共鳴しますとモアス・ビン・ハフェズ氏は言う

ディーマ・アル・クデイル

ジェッダ:アブドゥルマジード・アブドゥラー、ダリダ、アムル・ディアブ、ファイルーズやその他のアラブのアーティストの曲が、ビデオゲームに採用されたらどんな風になるか、知りたいと思ったことはあるだろうか。

その答えは、サウジ・UAEのデジタルアーティストで音楽プロデューサーのモアス・ビン・ハフェズ氏の作品にある。氏はアラブ圏で人気の曲をビデオゲームの中に移し変えてリメイクしている。

UAEの建国50周年記念のために、ハフェズ氏はUAEの国歌を8ビットのチップチューン風にアレンジするという着想を得た。これが最初のプロジェクトだった。

「インスタグラムは、基本的に視覚中心のプラットフォームなので、スーパーマリオの世界でUAEの国旗が掲げるという、簡単なアニメーションを作りました」と彼はアラブニュースに語った。

「驚いたことに、このビデオゲームは大変な注目を集め、数日の内に私の作品の中でもっとも視聴された動画になりました」と彼は話す。

この成功を受けて、ハフェズ氏はアラブのポップソングをチップチューン風にリミックスする仕事に集中しようと決めた。明らかに、この種のコンテンツは「食いつき」がいいと分かったためだ。

「最近のソフトを使えば、昔の音源チップが出す音を、プログラミングについて学ぶことなく模倣できます。音の編成やアレンジなど、クリエイティブな部分にだけ集中できるのです」と彼は説明する。

「私は80年代に子供時代を過ごしたので、SakhrのMSXや任天堂のゲーム機でよく遊びました。私にとっては、そういった昔のゲームで一番懐かしいのが、音楽なんです」

ハフェズ氏の説明では、これら昔のコンソールの音源チップは非常に原始的で、作曲を手掛ける者は多くの制限の中で、構成や利用する技術に関して、かなりの創造性を発揮する必要があった。

「限られた道具立てで作業することで自分の創造性をかき立てるというやり方には、非常に共鳴しますね」と彼は話す。

ハフェズ氏は音楽の面では、電子音楽デュオ、ダフト・パンクとジャスティスからもっとも影響を受けたという。

ビデオゲームは時とともに大きく変わってきたが、彼のお気に入りは古典的なものでは「ドンキーコング2」、現代では「フォールアウト・シリーズ」だという。

「歌手たちの曲を、主にストリートファイターⅡやザ・キング・オブ・ファイターズシリーズなどの格闘ゲームの背景素材とミックスしています。これらのゲームはとても活気があり、生き生きとしたキャラクターを見ることができます」と彼は話す。

「背景と曲の響き、自分がその歌手と出会った経緯を上手く組み合わせようとしています」

氏の説明では、2000年代のゲーム番組“Man Sayarbah Al-Malyoon”(100万を勝ち取るのは誰だ)のために作った作品には、ストリートファイターⅡの有名なラスベガスステージの素材が使われている。

「ダンサーや賭けをする観客の出てくる、熱狂的で度外れな雰囲気が、この番組がアラブ世界で持っている豪華なイメージにぴったりだと思ったんです」

レバノンの歌手、ファイルーズを扱った作品では、彼は孤独と切望を歌った曲“Habaytak Bisayf”(夏にあなたを愛していた)をチップチューン風にアレンジした。

「ファイルーズの曲を、何もない景色の季節の移り変わりと重ねて繰り返し流すことで、歌詞の意味に合わせた、孤独と孤立を強調するものができました」

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