アラブニュース・ジャパン
ドバイ:9月26日から10月2日まで開催されたアブダビ国際狩猟・乗馬展示会(ADIHEX)で、ジャパン石油開発株式会社(JODCO)が日本文化の真髄を紹介した。
JODCO INPEXはADIHEX 2022で、鷹狩り実演、鷹狩り道具の製作、茶道、音楽パフォーマンスなどの伝統的なショーを行い、日本文化の真髄を紹介した。
INPEX幹部の高橋功氏はアラブニュース・ジャパンの独占取材に応え、ADIHEXへの参加での成果や直面した課題について語った。
「弊社のブースでは、日本文化をUAEに紹介することを通して異文化間理解を促進し両国の関係を強化するために、日本の伝統についての展示をいくつか行いました。
そのために、様々な日本文化にまつわる象徴的なものをいくつか用意しました。日本刀、刀鍛冶、鷹匠、流鏑馬射手、茶道裏千家研究会などです」
また、ADIHEXで直面した課題にもいくつか言及した。
「多くの選択肢がある中で日本文化の最良のアクティビティを選ぶのは少し難しかったです。
おかげさまで多くの方にご来場いただき、また好意的なご意見をいただいたので、良い選択ができたかと思っています」
今年は日本とUAEの国交樹立50周年であるとともにJODCOの創立50周年でもあるということで、今回のADIHEXへの同社の参加は特別なものとなった。
このアラブの展示会において日本の存在感は際立っていながら、周りと違和感なくマッチしていたという好意的な意見が国内外からの来場者から寄せられた。
生花教授の大木春慧さんは、渡航制限が緩和され日本の匠たちが参加できるようになってから初のADIHEXだったことに触れた。
また、昨年と比較して来場者が増えたので「エネルギーに満ちた賑やかな雰囲気」になったと語った。
高橋氏は、ADIHEX 2022で得られた有益な出会いや議論を活かして両国の文化交流を広げていきたいと語った。
12月のADIPEC 2022にも参加予定だという。