
アラブニュース・ジャパン
東京:サウジアラビアの「マンガプロダクションズ」社イサム・ブカーリ最高経営責任者(CEO)はアニメや漫画について、「創追性や想像力を強化するために大事」だと語り、戦後の日本の大きな成功にも貢献したと考えている。
彼は共同通信とのインタビューで、自国の若い人材を鼓舞し育成するという目標について語った。
ブカーリさんは母国サウジで日本のアニメをみて育ち、日本の文化、言語、経済に対する強い関心を持つようになった。アニメ「ベルサイユのばら」を見て日本語を独学した。
初めて来日したのは1986年。アニメやゲーム文化への興味や、日本の経済的成功への関心が高まった。東京の早稲田大学を卒業した後は、駐日サウジアラビア大使館で文化・教育担当官として7年間働いた。
現在はサウジアラビアでアニメや漫画を制作しており、2017年から日本の漫画プロダクションやアニメ企業と協力している。2021年には、東映アニメーションとのコラボレーションによる長編アニメ映画『ジャーニー 太古アラピア半島での奇跡と戦いの物語』で国際映画賞を受賞した。
2021年に創刊され、サウジアラビアの小中学校に無料で配布された月刊誌「マンガ・アラビア・キッズ」の編集長も務めている。