




アフシャン・アジズ
ジェッダ:日本のシンガー小林未郁は5月26日・27日にジェッダで2回のコンサートを行い、サウジアラビアでのデビューを果たした。
シティウォークのアニメビレッジに登場した小林は、『進撃の巨人』『機動戦士ガンダムUC』『アルドノア・ゼロ』などの有名な楽曲のパワー全開のパフォーマンスを披露してオーディエンスを魅了した。
小林はアラブニュースに対し、サウジアラビアはこれまでコンサートを行ってきた他の会場とは全く違う体験を提供してくれたと話す。
「オーディエンスは最初から本当に魅力的でした。私の曲が言葉の違いを超えてとても多くの人に知ってもらい聴いてもらっていることが分かって驚きました」
気温は暑かったが、オーディエンスの反応のおかげで終始気分良くいられたので涼しい感じがしたという。
彼女は今、サウジアラビアのファンのことをもっと知りたいと思っており、今後も同国でパフォーマンスできる機会を楽しみにしている。
「これまでサウジアラビアについてはあまり印象がなかったのですが、この国への訪問は本当に忘れられない体験となり、見方が変わりました」
「皆とてもフレンドリーに歓迎してくれました。それが、また戻ってきてもう一度パフォーマンスしたいと思う理由の一つです」
小林はボーカリストとして2010年から澤野弘之氏とコラボレーションしている。アルバム『「まっすぐな男」オリジナル・サウンドトラック』に収録された楽曲「Illusion」にボーカルを提供したのが最初だ。
また、『ファイナルファンタジー』や『青の祓魔師』のほか、様々なソロプロジェクトでボーカルを担当している。彼女の特徴的な歌唱スタイルにはクラシック音楽の影響が大きいが、戦いや争いについての楽曲をパフォーマンスする際に示すパワーが彼女の才能を際立たせている。
彼女のコンサートの一つを見たハムザ・モハメドさん(25)は次のように話す。「オーディエンスは本当に素晴らしい体験ができました。小林未郁さんと一緒に曲の有名なフレーズを皆で歌いました」
「サウジアラビアではアニメ熱が高まっています。このようなコンサートは私たちのようなファンにとって、好きな曲を聴き歌手と交流できるとても大きな機会です」
ムズン・アルヒンドさん(29)は次のように話す。「シティウォークのゾーンの中でアニメビレッジが一番です。今のところ3つのコンサートを見ましたが、どれも楽しめました。未郁さんのコンサートはデビューパフォーマンスとして最高レベルでした。彼女はオーディエンスとやり取りしながら激しく力強く歌いました」