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サウジアラビア政府観光局（STA）とJCBインターナショナル Co., Ltd. (JCB)は、世界中のJCBカード会員のサウジアラビア観光促進を目的とした歴史的な合意に達した。

合意文書（MoU）は10月15日に調印され、両者の協力関係における重要なマイルストーンとなった。

サウジアラビア政府観光局（STA）のアジア太平洋市場担当総裁であるAlhasan Aldabbagh氏は、「決済とテクノロジーの世界的リーダーであるJCBインターナショナルと提携できることを嬉しく思います。キャッシュレス決済を好む日本人旅行者やその他のアジア人観光客にとって、より便利で親しみやすく、安全なサービスを提供できるようになるため、観光業界にとっては素晴らしいチャンスです。この提携が、海外からの旅行者の目的地としてのサウジアラビアの魅力を高め、さらに世界有数の観光ハブになるというサウジアラビアのビジョンをサポートするものと確信しています」と述べた。

JCBとの提携は、サウジアラビアと日本の様々な協力の機会を引き出すと期待されている。特に、日本はサウジアラビアのe-visa（電子査証）とアライバルビザ（到着時に申請するビザ）の対象となる57カ国の1つであり、サウジアラビアの96時間ストップオーバービザプログラムの一環として、サウジアラビア経由で渡航する旅行者は1泊のホテル滞在が無料になるなどの特典がある。

その他の主な取り組みとしては、日本語のVisitSaudi.jaポータルや、年間を通じて盛り上がりを見せる大手旅行業界パートナーとの共同マーケティングキャンペーンなどがある。日本の旅行者は、現地のデスティネーション・マネジメント会社（DMC）が提供する特別ホテルオファーも利用可能で、自分の条件にあった魅力的な特典で真のアラビアの姿を発見することができる。

JCBインターナショナル Co., Ltd. の常務執行役員・国際本部長である金子佳喜氏は、この提携への意気込みを以下のように語った。「これは当社のカード会員にサウジアラビアへのエキサイティングな旅行体験を提供する絶好のチャンスです。日本と同様、サウジアラビアは魅力的な自然、文化、歴史に溢れた真にユニークな旅行先です」

さらに氏は「JCBの1億5400万人のカード会員がサウジアラビアでシームレスな体験を楽しめるよう、当社は加盟店やATMの利用可能化について、SNB、Alinma Bank、Riyad Bank、ANB、Bank Al Jaziraといったサウジアラビアの主要な現地銀行と緊密に協力してきました」と付け加えた。

この提携は、観光面を強化し、旅行を促進し、サウジアラビアと日本の間でさらなる文化的交流を促す上での重要な一歩となる。