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OPEC、25年の世界石油需要の「堅調な」増加を予測

OPECは、アンゴラ政府が先月発表したアンゴラのOPEC脱退を反映し、生産量を下方修正した。
OPECは、アンゴラ政府が先月発表したアンゴラのOPEC脱退を反映し、生産量を下方修正した。
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18 Jan 2024 03:01:17 GMT9
18 Jan 2024 03:01:17 GMT9
  • 産油国グループは2024年の世界石油需要成長予測を日量225万バレルに据え置いた

アラブニュース

リヤド:石油輸出国機構(OPEC)は17日、2024年の世界の石油需要は比較的力強く伸びるとの予測を堅持するとともに、2025年の石油使用量は中国と中東の牽引により「堅調な」増加が見られると、例年より早く予測を発表した。

産油国グループは月次報告書で、2025年の世界の石油需要は日量185万バレル増加すると述べた。OPECは2024年の世界石油需要成長予測を日量225万バレルと見ており、先月の見通しを据え置いた。

OPECが月次報告書で2025年の予測を発表したのは今回が初めてとなる。例年よりも早く発表したのは、市場に長期的なガイダンスを提供するためだという。

OPECは報告書の中で、「短期的な予測という従来の期間を超えて予測することは、市場ダイナミクスを理解する助けとなる」と述べた。

OPECは、国際エネルギー機関(IEA)など他の予測機関よりも、2024年の需要の伸びを一貫して高く予測してきた。両者は近年、長期的な需要や新規供給への投資の必要性などの問題をめぐって衝突している。

また、OPECの報告書は、OPEC加盟・非加盟の産油国から成るより広範なOPECプラスが市場を支えるために減産を続けているにもかかわらず、12月のOPECの産油量はナイジェリアの増産などにより、わずかに増加したと指摘した。

OPECは、アンゴラ政府が先月発表したアンゴラのOPEC脱退を反映し、生産量を下方修正した。

供給面では、2024年の非OPEC産油国の液体燃料生産量は日量130万バレル増加し、平均日量7040万バレルになると予測されており、これには日量5万バレルの精製による増加が含まれると同報告書は述べている。米国、カナダ、ガイアナ、ブラジル、ノルウェー、カザフスタンが主な増加要因になると予想されていると付け加えた。

予想される非OPECの液体燃料供給量の増加の約49%を占める米国のシェール盆地に加え、主に中南米でのオフショア・プロジェクトが今年の成長を大きく支えると予想されている。

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