
リヤド:サウジアラビアの1月の非石油輸出が前年同月比0.8%増加したことが公式データで明らかになった。
王国統計総局が発表した報告書によると、再輸出を含む同分野の総額は240億SR(64億ドル)に達した。
さらに、非石油貿易の比率は前年同月の35.1%に対し、1月は35.8%に上昇した。
サウジアラビア王国は化石燃料からの経済多角化を着々と進めており、この部門の強化はサウジアラビアのビジョン2030の重要な一部である。
しかし、GASTATの報告書によると、1月のサウジアラビアの商品輸出全体は前年同月比10.3%減の950億SRであった。
同局は、この落ち込みは原油貿易の落ち込みによるもので、1月は前年同月比1.3%減であったことを明らかにした。
また、貿易全体に占める石油の割合も、2023年1月の77.6%から2024年同月には74.8%へと減少した。
石油輸出の減少は、OPEC+石油輸出国機構とその同盟国の合意を受けて、サウジアラビアが原油の減産を決定したことによる。
市場の安定を維持するため、サウジアラビアは2023年4月に日量50万バレルの原油生産を削減したが、この削減は2024年12月末まで延長された。
王国はまた、7月に100万B/Dの追加減産を約束し、これは2023年12月末まで継続された。
2023年12月と比較して、サウジアラビアの商品輸出は全体で3.6%減少し、輸入は10.3%増加した。
同報告書によると、1 月の王国の主要輸出先は中国で、全体の 15%を占めた。
次いで韓国が10.3%、日本が10.1%であった。
その他の主な輸出先は、インド、アラブ首長国連邦、アメリカ、バーレーン、エジプト、台湾、フランスであった。
輸入面でも中国がリードしており、2024年1月の貿易総額の20.4%を占めた。
GASTATは、ダンマンにあるアブドルアジーズ海港を、1月における王国への物資の最も多い入港地とし、輸入総額の25.3%を取り扱った。