
【サンパウロ時事】三菱自動車は、ブラジルのカタロン工場(ゴイアス州)に2032年までに40億レアル(約1200億円)を新たに投資する方針だ。同国で三菱の自動車を生産する会社が4日に発表した。
投資資金は、新たな製品を生産するためのラインの調整に加え、ハイブリッド車やフレックス燃料車の新たな技術開発に投入。持続可能な生産システムを構築するための研究にも充てられる。生産会社は「三菱自動車のブラジル市場に対する責任を強化する」と強調した。
ブラジル政府は昨年末、自動車業界の脱炭素化などを目指した新たな産業政策を公表。これを受けて今年に入り、トヨタ自動車やゼネラル・モーターズ(GM)など大手自動車が大型投資を相次ぎ発表している。
JIJI Press