
リヤド:サウジアラビアとイラクの経済関係は、投資プロジェクトに関する12の協議書に調印したことで、さらに強化される構えだ。
王国投資省は「X」で、イラク開発基金とサウジ企業とのこの合意により、様々な投資プロジェクトにおける協力が強化されると発表した。
協議書は、サウジアラビアのハーリド・アル・ファーレフ投資大臣、イラクのムハンマド・アリ・タミーム副首相、イラク開発基金のモハメド・アル・ナジャール会長の立会いのもとで調印された。
「サウジアラビア企業とイラク開発基金の間で調印された協議書は、イラクにおける数多くの投資プロジェクトにおける協力を強化することを目的としている」とイラク計画省は声明で述べた。
2023年12月、サウジアラビアとイラクは、民間部門の産業投資を奨励するパートナーシップ協定に調印した。
同月、イラクのムハンマド・シア・アル・スダニ首相は、イラクのアル・ディヤール社とサウジアラビアのノーザン・リージョン・セメント社との契約を確認した。
セメント産業におけるこの提携は、イラクとサウジアラビアの民間セクター間の初の協力関係でもある。
同首相は、このような提携はイラクと、サウジアラビアの企業との将来の協力関係を促進するだろうと付け加えた。
また、両国の民間セクターを強化し、より多くの雇用機会を創出し、持続可能な開発を促進すると強調した。
2023年5月、サウジアラビアの政府系ファンドは、イラク全土の産業に投資するため、資本金30億ドルの投資部門を設立した。
この投資部門は、インフラ、鉱業、農業のほか、不動産開発、金融サービスなどの分野で資金調達の機会を探求する。
2023年6月、サウジアラビアはバグダッドに10億ドル相当の商業プロジェクトを設立する契約をイラクと締結した。
バグダッド・アベニューと名付けられたこのプロジェクトは、市内の国際空港の近くに位置し、コーヒーショップ、レストラン、商業オフィスなどを含むイラク最大のショッピングモールになると期待されている。
さらに、4,000戸のマンションと2,500戸の戸建て住宅も建設される。