
東京:日本の楽天グループはeBayと提携し、日本の中古ファッション商品に対する米国の需要をテストする。
この提携は、5月8日に楽天の中古品部門「ラクマ」の7業者のみで開始され、為替効果と、世界的な物価上昇圧力が支出を抑制する中、バーゲンハンティングへの動きを利用することを目的としている。
eBayは販売手数料と引き換えに、ラクマがセレクトした商品を自社サイトに掲載し、楽天と契約した業者が米国での配送とカスタマーサービスを行う。
ラクマの長谷川健一郎盛山 正仁ゼネラルマネージャーは、「このトライアルは中古のファッションやアクセサリーからスタートします」
「ケースやカバーなどを使用しているため、これらの中古品はかなり良い状態です。”日本で使用されたもの “ということは、即座に価値を与えることができます」
今回の提携は、日本での投資と観光ブームの中で実現したもので、円安の影響もあり、日本の商品は相対的に安くなっている。特に東京の電気街、秋葉原にある中古品店には、年代物のゲームやおもちゃを買い求める海外からの顧客が殺到している。
楽天はeBayとのベンチャー事業の売上目標を示さなかった。長谷川氏によれば、7つの業者からのフィードバックはまだないとのことだが、もしこの試みがうまくいけば、すべてのラクマショップとユーザーをイーベイと連携させることを目標としている。
中古品や再生品は、イーベイ社の商品総量の約40%を占めている。同社によると、2024年3月の「古着」衣料品、靴、アクセサリーの世界的な売上高は、前年比で5倍以上に増加したという。
イーベイ・ジャパンのカテゴリー管理責任者である北村直樹氏は、米国の次に大きな市場はカナダ、オーストラリア、英国、ドイツであり、「究極の目標」はラクマの提供をこれらの国々に拡大することであると述べた。
ロイター