
北京:シノペックのサービス部門は24日、サウジアラムコ向けに天然ガス・パイプラインを建設する79億5600万元(11億ドル)の契約に調印したと発表した。
この契約はシノペック・オイルフィールド・サービスがサウジアラビアのマスター・ガス・システムの第3フェーズを調達、建設するもので、中国企業は次のように語った。
「シノペックは、総延長2,630kmの幹線と1,340kmの支線を含むパイプライン網の一部を建設する」
この契約に基づき、シノペック社は2027年5月末までに建設を完了する予定だという。
今年初め、アラムコはサウジアラビアにガス施設を建設するため、シノペックとスペインのテクニカス・レユニダスに33億ドル以上の契約を発注した。
スペイン証券取引所の開示によると、シノペックがプロジェクトの65%、テクニカス・レウニダスが35%を所有する。
この契約には、サウジアラビアのジャフラ非在来型ガス生産プロジェクトにおけるリヤス天然ガス液と呼ばれる新施設の開発が含まれている。
この契約には、アル・リヤス・プロジェクトにおける液化天然ガス蒸留設備の建設を含む、エンジニアリング、調達、建設が含まれる。
また、貯蔵・輸出施設の提供も含まれる。
アラムコのウェブサイトによると、ジャフラ・ガス田には推定200兆立方フィートの天然ガスが含まれており、中東最大の発見となる。
当エネルギー会社は、この開発を 「アラムコ史上最も野心的なプロジェクトのひとつ 」と説明している。
ロイター