
2025年大阪・関西万博で「空飛ぶクルマ」の運航事業者に選ばれていた新興企業スカイドライブ(愛知県豊田市)は15日までに、万博で客を乗せて飛ばす商用運航を断念すると発表した。会場の内と外を結ぶ来場者の移動手段として使われれば日本初となる見通しだったが、客を乗せないデモ飛行にとどめる。
スカイドライブが開発中の機体は乗客2人、パイロット1人の計3人が搭乗できる電動の小型航空機で、垂直離着陸が可能。米連邦航空局(FAA)に型式証明の申請を行い、4月29日に受理された。日本では26年以降の商用運航開始を目指す。
万博での運航事業者は、同社とANAホールディングス、日本航空、丸紅の4社。
時事通信