
リヤド:サウジアラビア全体の失業率は2024年第1四半期に3.5%と安定し、年間では0.8ポイント低下したことが最新データで明らかになった。
統計総局が実施した労働力調査によると、サウジアラビア国民の失業率は第1四半期に7.6%に達し、前四半期から0.2ポイントの微減、2023年第1四半期と比べ年間では1.1ポイントの減少となった。
この数字はサウジアラビア国勢調査2022年の人口推計から導き出されたもので、王国の労働市場が前向きな傾向にあることを浮き彫りにしている。
これらの統計は、雇用機会を強化し、経済成長を促進するための王国の継続的な取り組みを強調するものである。王国が「ビジョン2030」の実行を続ける中、雇用指標のこうした改善は、国家の社会経済的発展と長期的成長を支えるものと期待される。
さらに分析を進めると、サウジアラビア人の労働力率は2023年第4四半期から1.0ポイント上昇し、今年第1四半期には51.4%に達した。さらに、サウジアラビア人の雇用人口比率も上昇傾向にある。
全体の失業率が安定していることと、サウジ国民の労働参加率と雇用比率が上昇していることは、政府が実施した様々な労働市場改革と経済多様化イニシアチブの好影響を反映している。
サウジアラビア人の対人口雇用率も上昇傾向を示し、2023年第1四半期と比較して0.1ポイント上昇して47.5%に達した。
2024年第1四半期、王国の労働市場指標は改善を示し、サウジアラビア女性の雇用人口比率は0.6ポイント上昇し30.7%となった。
さらに、サウジ女性の労働力率は0.8ポイント上昇し35.8%となった。しかし、サウジアラビア女性の失業率は、2023年第1四半期と比較して0.3%ポイント上昇し、14.2%となった。
サウジアラビアの男性労働者では、雇用人口比率と労働力率がそれぞれ1.2%と1.0%ポイント上昇し、63.6%と66.4%に達した。同時に、失業率は2023年第1四半期に比べ0.4ポイント低下し、4.2%となった。
GASTATの調査によると、失業中のサウジアラビア国民の95.9%が王国の民間セクターでの就労を希望している。
さらに、失業中のサウジアラビア人女性の80.1%、男性の91%が1日8時間以上働く用意があると表明した。
また、失業中のサウジアラビア人女性の62.5%、男性の45.8%が1時間以内の通勤を希望していることが明らかになった。
特筆すべきは、サウジアラビア人の最も一般的な求職方法は、友人や親戚に援助を求めることであり、87.5%の求職者がこの方法に頼っている。