メッカ警察の報道官は、サウジアラビアを訪れる外国人は同国の法律を尊重し、遵守しなければならないと警告した
アラブニュース
非イスラム教徒のメッカ訪問を禁じているサウジアラビアの法律に違反し、一人のサウジアラビア人が非イスラム教徒ジャーナリストのメッカ入りを幇助したとして同国検察庁に送致されたと、国営サウジ通信(SPA)が22日報じた。
同通信によると、「メッカ地域の警察は、あるサウジアラビア人男性を、アメリカ合衆国の市民権を持つジャーナリストの聖地メッカへの移動と侵入を、イスラム教徒専用の通路の使用等に関して幇助し、非イスラム教徒がメッカに入ることを禁ずる法律に明確に違反したとして、検察に送致」としたとのことである。
「その男性は逮捕され、法的措置がとられました」と、同通信は伝えている。
メッカ警察の報道官は、サウジアラビアを訪れる外国人は、特にメッカの「マスジド・ハラーム」とメディナの「預言者のモスク」に関しては、サウジアラビアの法律を尊重し遵守しなければならないと警告した。
非イスラム教徒の訪問禁止への違反は看過されることはなく、当事者たちは罰せられることになる、と報道官は付け加えた。
今回メッカに潜入したジャーナリストは検察に送致され、必要な手続きが取られる予定だとSPAは伝えている。
フランスを本拠とするAFP通信は今回の事件よりも前に、イスラエルのチャンネル13で活動するジャーナリスト、ギル・タマリー氏がメッカに潜入する自身の動画をツイッターに投稿したと報じていた。