東京:鈴木俊一財務相は月曜日、日経平均株価が1日で記録的な下げを記録したことを受け、冷静に判断することの重要性を強調した。
「冷静に判断することが重要だと思う。国内外の経済や金融市場の動向を、高い緊張感を持って注視していきたい」と鈴木財務相は財務省で記者団に語った。
株安の一因とされる急激な円高について、鈴木大臣は「為替レートは安定的に動くことが望ましい」と述べた。今回の急激な円高が突発的な動きかどうかについてはコメントを避け、動向を注視していくと述べた。
同氏は、金融庁が株式市場の暴落に関する情報を収集・分析しており、他の機関とも協力してこの問題に取り組んでいると述べた。
「日銀と協力しながら、緊迫感を持って注視していく」と金融担当大臣を兼務する鈴木氏は語った。
金融担当相は、1月にNISA(日本版個人型確定拠出年金)の非課税枠が拡大されたことで株式投資を始めた人たちの間で懸念が高まっているとして、「長期的、定期的、分散的な投資の重要性を考えながら、冷静な投資判断をしてほしい」と呼びかけた。
時事通信