

三菱UFJフィナンシャル・グループ(MUFG)とKDDIが、共同出資しているインターネット証券とネット銀行の資本関係を2024年度中にも見直す方針であることが19日、分かった。MUFGがauカブコム証券(東京)を、KDDIがauじぶん銀行(同)を完全子会社化する。経営資源を集中させ、双方の事業をてこ入れする。
MUFGとKDDIは資本関係の見直し後も協業は維持する。生成AI(人工知能)を使った金融サービスなどで新たな提携も検討する。 MUFG側は、KDDI傘下の金融持ち株会社からカブコム証の株式49%分を取得。一方、KDDI側は、三菱UFJ銀行からじぶん銀株の22%分を取得し、それぞれ全株を保有する。