
東京:日本銀行の植田和男総裁は20日、中央銀行が来年、2%のインフレ目標の持続的な達成に近づくとの見通しを示し、次回の利上げ時期が近づいていることを示唆した。
労働力不足が深刻化し賃金が上昇する中、消費は改善の兆しを見せていると上田氏は述べ、何年にもわたる積極的な金融刺激策の後、日本は日銀の物価目標を持続的に達成するために前進してきたと強調した。
しかし、海外経済、特にドナルド・トランプ次期米政権の経済政策を取り巻く「高い不確実性」からの影響を精査する必要があると警告した。
「金融緩和の程度を調整するタイミングとペースは、経済活動と物価の動向、そして今後の金融情勢に左右される」と、植田氏は経済団体連合会(経団連)での講演で述べた。
ロイター