
東京:日本の自動車メーカー三菱自動車の株価は、業界大手のホンダと日産の合併計画に参加しない可能性があるとの報道を受けて、金曜日に約9%急落した。
ホンダと、苦戦を強いられているライバルの日産は先月、電気自動車で中国のライバルやテスラに追いつく試みと見られている提携について協議を開始することで合意した。
両社は三菱自動車とともに、新しい持ち株会社の下で事業統合の協議を開始する覚書を交わしたと発表した。
日本の読売新聞は金曜日に、この小規模な自動車メーカーが参加しないことを検討していると報じ、同社の株価は午前中の取引で8.7%も急落したが、午後には下げ幅を縮小して6%安となった。
ホンダは1%以上下落し、日産は3.5%下落した。
三菱自動車は、ホンダや日産よりも時価総額がはるかに小さいため、持ち株会社に吸収されることで経営の自主性が損なわれることを懸念している、と読売新聞は伝えている。三菱自動車は日産自動車の一部出資を受けている。
公共放送のNHKによると、三菱自動車は電気自動車などの分野で日産との協力関係を強化する可能性があるという。
三菱自動車は声明の中で、「そのような情報は三菱自動車から発表されたものではない」と述べた。
「現時点では、さまざまな選択肢を検討しており、結論は出ていない」と付け加えた。
ホンダと日産が合併すれば、世界第3位の自動車メーカーが誕生し、EVや自動運転技術の開発が拡大する。
中国は2023年、EVに対する政府の支援もあり、日本を抜いて最大の自動車輸出国となる。
ホンダと日産–トヨタに次ぐ日本の第2位と第3位の自動車メーカー–はすでに、他の技術のなかでもEV用のソフトウェアと部品に関する戦略的提携を模索することで合意している。
この提携には8月に三菱自動車も加わっている。
AFP