
東京:カナダのアルバータ州は、主要なガス生産国であるが、米国の関税の脅威に直面し、新たな輸出市場を見つける必要がある。
「アメリカで起こったことを考えると、これは輸出市場を多様化する必要性を補強するものであり、すでに関係がある日本が重要な分野になる」とシュルツ環境・保護地域相は2日深夜、東京でのインタビューで語った。
彼女はこの1週間、日本のLNGトップバイヤーであるJERA、東京ガス幹部が会長を務めるJOGMEC、日本ガス協会などの関係者、ビジネス・ロビー、企業代表者と会ってきた。
「エネルギー安全保障は、日本やカナダを含む多くの国にとって非常に重要なテーマです」
「私たちの会話の多くは、エネルギー需要を満たすためのバランスについてだした」
日本のLNG需要は全体的には減少しているが、再生可能エネルギーの導入が遅すぎる場合、その需要は増加する可能性があると、産業省高官は述べた。今週、三菱は日本での洋上風力発電事業を見直すと発表したが、他の企業もコスト上昇を警告している。
ドナルド・トランプ米大統領と石破茂首相は金曜日に会談することになっており、アラスカの巨大LNGプロジェクト案などについて話し合われる見込みだ。
米上院議員のダン・サリバン氏は水曜日、日本やアジアにおける他の同盟国に対し、アラスカLNGプロジェクトを支援するよう促し、もし彼らがガス購入に興味を示さなければ、戦略的ライバルの中国が興味を示すだろうと警告した。
カナダは、三菱商事が株主であるLNGカナダ・プロジェクトから今年後半に日本への輸出を開始する準備を進めているが、さらに輸出施設を増やそうとしている。
米国に対するアルバータ州の競争優位性について質問されたシュルツ氏は、米国メキシコ湾岸に比べて輸送時間が短いこと、「地理的な現実を考慮すれば、地政学的リスクが少ないこと」などを挙げた。
シュルツ氏は、「現在、4、5件の追加的なプロジェクトが進行中です」
「私たちは日本とのパートナーシップを拡大することに大きな可能性を感じており、それが政府の主な焦点となっています」と語った。
ロイター