
東京:日産自動車の内田眞社長が退任すれば、ホンダが買収交渉を再開する可能性があるとの報道を受け、日産株は火曜日に上昇した。
日本の自動車大手は先週、米大手テスラや電気自動車で中国企業に追いつく方法と見られていた合併計画を破棄したと発表した。
合併交渉は、ホンダが12月に発表した新持株会社の下で統合する計画の代わりに、苦戦しているライバルを子会社化することを提案したため、決裂したようだ。
内田社長は木曜日、記者団に対し、「我々の自主性がどの程度保たれるのか、日産の潜在能力が最大限に発揮されるのか確信が持てなかったため、この提案を受け入れることはできなかった」と語った。
しかし、フィナンシャル・タイムズ紙がホンダは日産の別のボスの下で交渉を再開する用意があると報じたことで、日産は火曜日に一時6%近く急騰した。その後上げ幅は縮小し、終値は3.7%高となった。
FT紙は関係者の話を引用し、58歳の内田氏は交渉復活を強く主張してきたと伝えた。
しかし、ホンダの壬部俊宏社長との関係は、「ホンダが日産のリストラのスピードと財務上の問題の深さに苛立ち、悪化した」と同紙は伝えている。
ホンダと日産の両社は、この報道についてのコメントを拒否した。
日産は昨年、上半期の純利益が93%急落したことを報告した後、数千人の人員削減を発表した。
フィナンシャル・タイムズ紙によると、内田氏は2026年までトップの座に留まる意向を示していたものの、話し合いの失敗により取締役会メンバーから退任を迫られていたという。
壬部社長は木曜日、日産の後輩である三菱自動車も含めた戦略的パートナーシップを8月に発表しており、両社は引き続き「シナジー効果」を追求していくと述べた。
AFP