
リヤド:サウジアラビアのラマダン(断食月)前の1週間の消費支出は、食品購入と小売活動の増加により、34.7%増の175億SR(46億ドル)に急増したことが、公式データで明らかになった。
サウジアラビア中央銀行(通称SAMA)が発表した最新のPOS取引データによると、2月23日から3月1日までの間、2億3,130万件の取引が行われ、経済の大部分で支出が急増したことが明らかになった。
これは、サウジアラビア人がラマダン(断食月、イフタールやスホールの食事が多い月)に備えて季節的に需要が急増することを反映している。
公共事業への支出は55.9%増の8,150万SRと、僅差で続いた。家具への支出も46%増の5億2,450万SRと顕著な伸びを記録した。
最新のPOS取引速報によると、教育部門はこの期間にマイナスの変化を記録した2つの分野のうちの1つであった。教育への支出は33.6%減の8,200万SRとなり、ホテルへの支出は0.5%減の3億6,500万SRとなった。
衣料品および履物への支出は、取引額が43.9%増の12億SRとなり、取引件数は30.8%増の850万件となった。
テレコミュニケーションへの支出も増加し、42.9%増の1億4,690万SRとなり、レクリエーション・文化への支出は25.4%増の3億3,810万SRとなった。
同様に、宝飾品への支出も27.2%増の3億3,420万SRを記録した。
次いで、レストラン・カフェへの支出が10.5%増の21億SRを記録した。
雑貨およびサービスは、36.9%増の21億SRで2番目に大きなPOSシェアを占めた。
主要3カテゴリーでの消費額は、この週の総額の約42.9%、75億SRを占めた。
9.4%と、ガソリンスタンドでの支出が最も増加幅が小さく、総支払額は10億SRに達した。
建設・建築資材への支出は22.5%増の4億4,110万SR、電子機器への支出は31.7%増の2億2,480万SRであった。
地域別では、リヤドがPOS取引の約33%を占め、首都での支出は前週比27.1%増の58億SRに達した。
ジェッダが29.5%増の24億SRで続き、ダンマンは31.2%増の8億4,760万SRで3位となった。
ヘイルは49.5%増の2億9,440万SRと、最も大幅な支出増となった。タブークは46%増の3億3,490万SRとなった。
マッカとマディーナでは、取引件数が最も増加し、それぞれ16.5%増の980万件、14%増の960万件となった。