
リヤド:サウジアラビアの2025年3月の鉱工業生産指数は、製造業、特に化学と食品産業の力強い成長に牽引され、前年同月比2%上昇したことが公式データで明らかになった。
統計総局の速報データによると、IPIは2月の105.4から3月には106.5に上昇、前月比1.1%の上昇を反映した。
製造業サブインデックスは、2024年同月比で3月は年率5.1%の上昇を記録した。この伸びを支えたのは、14.3%増の化学品・化学製品製造と6.9%増の食品製造であった。
このデータは、ビジョン2030の経済多様化戦略の重要な柱である、王国の非石油産業基盤の継続的な勢いを強調するものである。
GASTATはリリースの中で次のように述べている: 「月次ベースで、製造業のサブインデックスは2.9%の上昇を示し、7.2%上昇した化学品・化学製品の製造と12.4%上昇した食品の製造がそれを支えた。
原油採掘を含む採鉱・採石活動は、3月に前年同月比0.2%減少した。サウジアラビアの3月の原油生産量は日量896万バレルで、前年同月の897万バレルから若干減少した。鉱業活動は前月比 0.1%の増加となった。
その他のセクターはまちまちの結果となった。非金属鉱産物の生産高は前年同月比6.1%増加したが、基礎金属部門は6.6%減少したものの、2月より1.4%増加した。
電気機器生産は前年同月比4%増だが、前月比では1.1%減少した。
紙・紙製品部門は、前年同月比1%増、前月比0.6%増となった。家具生産高は前年同月比15.7%減少したが、前月比では0.2%の微増となった。
製造業におけるその他の経済活動は、前年同月比0.4%増、前月比0.3%増となった。
一方、電気・ガス・蒸気・空調供給サブインデックスは前年同月比0.9%減、前月比7.7%減となった。一方、上下水道・廃棄物管理は前年同月比15%増、前月比3.7%増となった。
全体として、3月の石油関連産業活動は前年同月比0.5%増、前月比0.1%増となった。製造業と公益事業を含む非石油産業活動は、前年同月比5.6%、前月比3.3%拡大した。
鉱工業生産指数は、鉱業、製造業、公益事業、廃棄物管理部門を対象とする国際標準産業分類の枠組みに基づいて、鉱工業生産の変動を測定する。