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原油価格急騰、減産に関する新たな合意への期待で

02 Jun 2020
ドバイ・マーカンタイル取引所(DME)のオマーン原油先物は、3月上旬以来初めて1バレル40ドルを上回った。(Shutterstock)
ドバイ・マーカンタイル取引所(DME)のオマーン原油先物は、3月上旬以来初めて1バレル40ドルを上回った。(Shutterstock)
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Updated 03 Jun 2020
02 Jun 2020
  • ブレント原油先物価格は5週間で2倍に急騰
  • OPEC会談は前倒しか

フランク・ケイン

ドバイ:サウジアラビアとロシアが「OPEC プラス」同盟の下で合意した大幅減産が、新たな合意により予想より早く延長される期待が高まった。これを受け、月曜日の原油価格は1バレル40ドル近くまで急騰した。

国際指標であるブレント先物は9%上昇して39ドル近くの高値を付けた。5週連続の上昇によりブレント価格は2倍となり、セクター別で最高のパフォーマンスとなった。OPECプラス・パートナーシップ23か国による記録的な協調減産および米国シェールオイルの強制減産が実施された後に回復した。

サウジアラムコが代表油種の公式販売価格の地域指標としているドバイ・マーカンタイル取引所(DME)のオマーン原油先物は、3月上旬以来初めて1バレル40ドルを上回った。

市場心理は、石油輸出国機構(OPEC)と非加盟産油国が4月に取り決められた減産期間の延長に合意するかもしれないとの期待に励まされた。

石油アナリストは、OPECはオンライン会議を早急に実施し、1日当たり970万バレルという記録的減産の維持で正式合意すると予測している。会議は6月9日に予定されているが、これを前倒しすれば生産者にとって価格水準を設定する時間に余裕ができる。

OPEC加盟某国の当局者がアラブニュースに伝えたところによると、新日程についてはOPECプラスに参加する23か国間でコンセンサスが取れており、6月4日という早さで実現するかもしれないという。会議ではさらに、現在の削減水準の維持期間についても検討されることになる。OPEC加盟国の中には年末までの延長を望んでいる国もあるし、2か月延長が好ましいとする産油国もある。

石油取引会社BB Energyのデリバティブ担当グローバルヘッドであるオマール・ナジア氏は、コンサルタント会社Gulf Intelligence主催によるフォーラムで次のように述べた。「OPECがより高い水準で延長しなかったとしたら、自分なら驚くと思います。サウジアラビアとロシアがお互いに上手なことを言い続けている限り、上昇は続くと見ていますから」

石油業界に近いロシア政府の情報筋によると、エネルギー担当当局者の間ではすでに「合意は機能」しており、価格を「許容できる」水準に保つことが重要だとの結論に達しているという。

市場はまた、新たな協調減産の水準が比較的高いという心理的影響も受けた。協調減産はOPECプラスメンバーの約75%が実行し、イラクとナイジェリアだけが目標を達成できていない。

Qamar Energyの最高経営責任者であるロビン・ミルズ氏は次のように述べている。「このような流動的な状況が2か月も続いたあと、私が予想するのはそこです。6月には状況はさらに改善するでしょう」

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