
日本国債の価格は火曜、ほとんどの満期物でジリ安となった。10年債の入札で需要に活気が無いのが確認されたことが材料となった。
指標となる10年物日本国債先物は0.02ポイント高の152.19となり、出来高は17,713枚だった。一方、10年物日本国債の利回りは0.005%と横ばいだった。
イールドカーブの短期金利は5年物利回りが0.5ベーシスポイント高のマイナス0.130%、一方で2年物日本国債の利回りは変わらずのマイナス0.170%だった。
20年物日本国債の利回りは0.5ベーシスポイントじり高の0.355%と、2019年5月以来1年ぶりの高水準に近づいている。
40年物日本国債の利回りも0.5ベーシスポイント上げて0.555%、30年物日本国債の利回りは変わらずの0.515%だった。
火曜に行われた10年債の2兆1,000億円(194.9億ドル)の入札において、需要の測定基準となる応札倍率は5月に行われた前回売却時の4.90から3.36へ落ち込んだ。
入札のテール(最低落札価格と平均入札価格の差)は前回の入札時とほぼ変わらず、0.01から0.02へとわずかに広がっただけだった。
ロイター