
東京:前正価でのコロナウイルス新規感染急増に対する懸念が、ウイルスによる世界的な景気後退からの急速な回復への希望に水を差すかたちとなり、月曜日の日経平均は下落。
日経平均は午前の終値で22,194.99と0.5%下落、特に不動産、航空、海運が安い。
中国とアメリカでのコロナウイルス感染再拡大で第2波に対する懸念が強まり、経済への長期的な悪影響が不安視されている。
月曜日の日経平均では株価の上昇は91に対し下落は125で、循環株が特に弱い。
世界的なウイルスの蔓延で最もダメージを受けた業界のひとつである航空は、ウイルスへの懸念から東京市場の33業種サブ指数で最も大きく値を下げた。
海運は0.4%、不動産は1.4%の下落。
半導体関連も弱含みで、半導体装置メーカーのアドバンテストは3.57%、東京エレクトロンは2.9%、SCREENホールディングスは2.7%値を下げた。
サッポロホールディングスは、野村がコロナウイルス蔓延の影響を踏まえてレーティングと目標株価を下げたことを受け、3.7%株価が下落。
東京株価指数Topixは0.1%落として1569.60。
予想よりわずかに弱含みであった一連の中国の経済指標に対しては、市場は無反応だった。
5月の工業生産は2か月連続で増加したが予想よりも増加幅は狭く、経済はコロナ危機からの脱却にいまだ苦難していることを示している。
ロイター